2007年2月10日

メ-ニッヒ・バレルを買ったぞぉ!!

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 今日から3連休ですね。オイラはどうしても頑張らないといけない時期なので、あえなく残業三昧です。一日だけは休もうと思うけどね。

 とはいいつつ幾つか趣味的用事があったので、早めに家を出るべく休みらしからぬ早起きをしました。するとなにやら愛娘の声が聞こえて来るではありませんか。おお、なんか勝手に起きて布団の周りを徘徊していますぞ。朝から元気やね!!

 愛娘は9ヶ月を過ぎ、相変わらず身体は小さいものの、特に不安なく順調に育っています。最近はハイハイが楽しくてしょうがないみたいで、部屋の中の気になるものめがけて突進していますよ(笑)。

 また表情も豊かになり、こちらの気持ちが分かっているかの仕草を見せます。「あ~」とか「ぷう」とか発声も増えてきて、面白いったらありゃしない状況です。

 今日は「パ」の発音を覚えたらしく、訳も分からず連呼していたので、オイラも悪ふざけして「パ」を連呼してみると、愛娘も何かを悟ったのかのように興味津々に「パ」に繰り返していました。

 オイラはここで気付いたね。ひょっとして愛娘は既に「パパ」って言える能力を持っているんじゃないかと。

 そこで「パパ」とゆっくり語りかけるように愛娘に聞かせると、

 愛娘「パパパパ」

 オイラ「いや、あんた、パパパパPUFFYじゃないんだから・・・」

    「もう一度!! パ~パ~」

 愛娘「パ~」

 オイラ「いや、それじゃ頭悪いみたいだから(笑)」

 何て微笑ましい(笑)。まぁしかし、この分ならそう遠くない時期に「パパ」と呼んでくれる事でしょう。楽しみですな!!

 ちなみに相方は、一日中愛を注いでいるから「ママ」という言葉を「パパ」より先に覚えてくれるだろう事を確信していたようで、このやりとりにえらくショックを受けていたようです。

 まぁ、悔しいだろうね。しかし、残念ながら「パパ」が先だね、フフン!!

 さて、残業に出かけますかね!!

 残業の前に吹奏楽の練習場に向かいました。演奏会が終わり、調整修理に出すべく持ち帰りたかったのです。そのついでに楽器屋に行って調整修理料金を確認することにしました。

 一箇所で決めるのは恐かったので、御茶ノ水の下倉と大久保の石森をハシゴすることとし、ついでにJR中央線の東京~新宿間の配線調査もしましたよ。まさに多趣味な感じですなぁ(笑)。

 練習場にて楽器を掃除しました。演奏会後に適当に箱に片づけただけの状態なので、そのまま放置は恐いかな?と思ってね。こう見えても楽器の扱いは綺麗なほうで、10年を越える使用頻度の割に状態は良いです。

 触ると消えて無くなってしまう金文字マーク(吹奏楽の部屋の写真参照)も綺麗に残っていますし、銀メッキはさすがにバッチくなってきましたが程度は悪くないと思います。

 自分の子供のように可愛がっていますから、当然と言えば当然ですよね。

 で、掃除をしているうちにチューンナップしたくなっちゃう訳ですよ。演奏会も終わったことだし、変えるチャンスは今なんですよね。ここを逃しちゃならんのです!!

 なんか自分に強引に言い聞かせているような気もしますが、まぁそんな訳で、思い立ったが吉日!! チューンナップしちゃいます!!

 狙いは定まっていて、今まで全く意識していなかった「バレル」の変更ですね。「バレル」というのは日本語で言うところの樽「たる」です。クラリネットのキーが沢山ついている部分と口にくわえるマウスピースの部分の間に位置するパーツです。

 どの音を出すにしても必ず通過する部分であるため、このパーツを改善する事により総ての音が変わるという仕組みです。

 クラリネット吹きの方はマウスピースの種類やリードの厚さ(堅さ)やリードを固定するリガチャーといったパーツに拘る方が(自分も含めて)多いのですが、何故かバレルはマイナーです。

 何故か分かりませんが、オイラの想像では、やはり楽器を買った時の一式に愛着があり、一部分を変えるのは何となくしたくなかったり、バレルそのものが高いため、気軽に変える対象にならないのではないかと考えています。

 音色を変えるという事は何かしら形が変わってしまう訳で、見た目が損なわれるのは嫌ですからね。オイラもそう。

 ですが、事前に調べた結果、楽器メーカーのクランポン自身が幾つか交換バレルを作っており、それらは見た目を損ねません。

 おお、そりゃ良い!!と感じ、ネットで調べたところ「メーニッヒ」というバレルがオイラの「クランポンR13」という楽器に相応しいことが分かりました。

 説明書き=「軽い吹奏感で、低音~高音までまるで高級機種の楽器を吹いている様な、そんな夢のようなバレル」

 本当かよ!! こりゃ凄いぞ。何で今まで気付かなかったのだろうと思いましたね。もうね、こりゃ買うしか無いぞ!!と。

 ところが前述の通り「バレル」はマイナーなのであって、どこでも買えるという訳ではありませんでした。御茶ノ水の下倉楽器に行ったところ在庫が無かったので、こりゃだめかなぁ~と思いつつ祈るような気持ちで大久保の石森へ。

 するとあっさり在庫があるじゃないですか。しかも4本も!!

 試し吹きが出来るとの事で、防音室に入り、自分の楽器に取り付けて吹いてみました。

 まずは従来のバレルで楽器を温めて、ベースの状態を確認しておきます。そして、いざ「メーニッヒ」にチェンジ!!

 するとどうでしょう!!

 何、このスムーズな音抜けは??

 ちょっと半信半疑ですが、驚くほど音のパワーが増し、表現力が広がったような錯覚に陥りました。こりゃすげ~!!

 あまり興奮もしていられないので、真剣に4本を吹き比べましたよ。見た目が同じでも木の製品ですから個体差というものが有るのです。オイラの楽器との相性もあるでしょうか。

 最初に1本が脱落し、残りの3本は甲乙付けがたい状況だったので、見た目と金文字マークの美しさでチョイスしちゃいました(笑)。楽器を買った時もそんな感じで決めてしまったけど、またもや同じ事をやってしまいました。

 まぁ、でも良いんです。良いのを選んだと思えば満足な訳で、後は練習するのみですよね!!

 お値段15,120円。一生モノだと思えば安いモノです!!

 この後の残業もホクホク気分でやれましたね。どんなに大変でも気持ちがラクなら救われるという事なんでしょうな。

 そういう意味で、気持ちをラクにさせる要素たる趣味が多い自分は幸せ者なのだなと感じる今日この頃です!!