2007年4月 2日

2007年3月24日東急田園都市線工事調査

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 先日、南武線・南武支線の配線調査をする前に、田園都市線の梶が谷駅を見てきたので、その報告をします!!

 上りホームの改修が完了した事を受けてか、引上げ線から上り副本線に繋がる分岐が一時的に撤去されていましたが、再度新しい分岐が挿入されていました。

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写真-1:梶が谷駅中央林間方状況(上り線の分岐が一部復活)

 新しい分岐は両開きですが、曲線の線形が以前よりきつくないようで、上り線の進入がスムーズになりそうですが、今のところ駅手前の分岐からの線形が結構キツイので(暫定だと思いますが)、進入速度が速くなるといった事は無さそうな雰囲気です。

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写真-2:梶が谷駅上りホーム状況(渋谷方面を望む)

 副本線側のホーム、配線線形の改良がなされているという事は追い越し線側も何かしら改良がされるだろうという事で、改めて見てみると、なにやら興味深い点を見つけてしまいました。

 写真の順番が逆ですが、写真3を見ていただくと分かるとおり、新しい電架柱が古い電架柱を挟むように新設されており、その柱の位置が現在よりもホームに対して離れています。

 すなわち現在の追い越し線を今よりもホームから離れる線形にしようという事なのでしょう。新しい線路中心を示していると思われる形跡も見られ、その線を繋げると、なるほど線形が良くなるようです。

 その観点で写真2の上り側を見ると、架線を吊る部材が長く伸びていて、大井町線の引き上げ線の分岐が入ることを見越すことを踏まえて、更に追い越し線の最終線形に合わせた形にしていることが伺えます。

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写真-3:梶が谷駅上りホーム状況(中央林間方面を望む)

 線路がホームから離れれば、分岐器を設置してもホームを削るなどの施工が必要なくなりますね。オイラの読みでは柵を設けるなどするだけで済ませるくらいかなぁと感じます。

##あくまで土木屋的観点で見た予想なので、外れたらごめんなさい!!