2008年7月12日

東急目黒線2008年6月22日改正ダイヤ分析 朝ラッシュ時

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 6月22日に武蔵小杉~日吉間延伸開業に伴うダイヤ改正をした東急目黒線の朝ラッシュ時ダイヤについて分析したいと思います。

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図:東急目黒線2008年6月22日改正ダイヤ 朝ラッシュ時

 ダイヤ改正内容としては、急行3本の増発による輸送力増強(目黒着7:50~8:50)が挙げられ、この増発に伴う南北線・三田線直通列車の調整といった形になるかと思います。

 プレスでは、上記時間帯に急行7本、各駅停車14本であったのを、急行10本、各駅停車14本にする記載がありましたが、新しい時刻表で確認したところ、急行10本、各駅停車13本のようです。

 急行3本の増発は、既存の緩急比率2:1のダイヤに挿入して1:1にする形で行われ、目黒着基準で8:10~8:20頃、8:35~8:50頃が優等比率の高まる時間帯になりました。

 この設定の意図ですが、以前旧ダイヤの目黒着の混雑状況を確認した際に、8:15~8:35頃の20分間の混雑率が高く、急行も混んでいますが無退避各駅停車も同等の利用率になっていた事から、「特に混んでいる時間帯」は優等比率を高められない判断から、その時間帯を外した時間帯に急行を増発したのではないかと思います。

 急行を増やす時間帯の列車密度が高くできれば、もう少しやりようがあると思いますが、ほぼ平行ダイヤで等間隔となると、武蔵小山で急行を退避するために空いてしまう各駅停車をピークにあまり設定できない路線特性が見えてくる感じがします。

 ピーク前後の急行を増やす事で、始発駅における分散を図り混雑の平準化が進むことを期待したいです!!