2008年9月17日

TX2008年10月1日改正ダイヤ分析 日中時

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 TXのダイヤ改正が発表されました。

 朝ラッシュ時ダイヤの分析に続き、日中時ダイヤの分析です。

 日中時は輸送力は足りている印象があったのでね大きな変更は無いと思っていましたが、広報誌の想定ダイヤ(下記)の件もあり「ひょっとしたら」と思ったら、やっぱり増発されましたね!!

 <参考:TX広報誌に掲載されていたダイヤ>
 https://okiraku-goraku.com/2007/11/22/

 しかし、まったく同じダイヤにはならず、普通の一部が八潮折り返しで設定されたりと今後を見据えた暫定的な印象を受ける部分もあり、そのあたり含めて新ダイヤを分析したいと思います。

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図-1:TX2008年10月1日改正ダイヤ 日中時下り

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図-2:TX2008年10月1日改正ダイヤ 日中時上り

 今回の大きな変更点は、

・守谷~つくば間の普通を毎時2本に増発し、秋葉原~つくば間の運転に。
・1時間あたり秋葉原~守谷間1本、秋葉原~八潮間1本の計2本の普通を増発。

 の2点になります。

 区間快速と普通が守谷~つくば間において合わせて約15分間隔になるパターンは前述の想定ダイヤと同様で、秋葉原・つくばの折り返しを考えると、交直流運用の基本パターンと言えるかと思います。

 快速と普通が流山おおたかの森で緩急接続するパターンが自ずと決まってくるあたり、施設的な計画もこうした運用と絡めて整備されたのかと思うほどです。

 この普通の秋葉原~つくば間直通運転だけでも大きな改善であり、有る意味普通は増発しなくても良さそうな感じでしたが、秋葉原口では毎時6本と一気に2本の増発をしてきました。

 日中時を見る限り利用率はさほど高くない普通ですが、毎時6本あると便利な印象を受けるのも正直なところでしょうから、この増発は利用率云々ではなくチャレンジ的な意味合いであると捉えるべきかと思います。

 増発された2本のうち1本が八潮折り返しであるため、これまでの15分間隔が一部最大18分間隔になってしまうというマイナス面はあるものの、影響が流山セントラルパークと柏たなかの2駅であるため、まぁ仕方ないかなという感じですかね。

 ちなみに毎時5本なら、せめて八潮折り返しの前後のスジを動かせないかと試してみたところ、交直流普通スジは動かせず、新ダイヤでさえ八潮の折り返し間合の調整で上下パターンが一部変わっているのを更に動かすのは無理でした。無駄が多いというか・・・

 そんな訳で、新ダイヤはおそらくあるであろう諸々の条件を踏まえて作成されたと思いますが、スジ的にはなかなか良く出来ている印象となりました。

 気になっていた秋葉原における折り返しも、交直流運用、直流運用とも5~6分確保され、現行ダイヤのように普通が1段落としで優等が4分折り返しでホームに殆ど居ない状況が解消されたことは大きな改善であると思います。