2008年9月16日

TX2008年10月1日改正ダイヤ分析 朝ラッシュ時

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 TXのダイヤ改正が発表されました。

 個人的に開業以降のダイヤ変遷の利用状況を追って来たこともあり、あんまり時間はありませんが、改正時刻をもとにダイヤグラムを作成し、ダイヤの変更点について簡単に分析してみることにします!!


図:TX2008年10月1日改正ダイヤ 朝ラッシュ時

 北千住着基準7:30~8:30の1時間で見ると、つくば発普通1本、守谷発普通1本の計2本が増発され、18本から20本になりました。

 この2本の増発列車の設定が「有る意味パターンを崩している」ものだったので、逆に言えば意図が分かりやすいなというのが率直な印象です。

 元々のダイヤが30分サイクルの分かりやすいパターンでしたが、混雑面に関して言えば北千住着7:50~8:20頃が特に混雑する時間帯で、優等で言うと7:55の区間快速、8:02の快速、8:10の区間快速の3本が特に混み、その前後の普通も優等に迫る混雑率になっていました。

 前回(昨年10月18日改正)のダイヤ改正においては、車両増備が無かったため、出来うる対応として利用率が低かった守谷発快速を区間快速に格下げし、最も混雑が厳しかった普通の直前に八潮発普通を設定しましたが、あくまで応急処置的な対応であり、今回やっと本格的な増発がなされたという事になりましょう。

 <参考:昨年のダイヤ改正の分析>
 https://okiraku-goraku.com/2007/09/21/

 前述のとおり、今回の増発は普通2本でした。

 優等ではなく普通が増発されたことについては、旧ダイヤの格子は変えずに30分サイクルを約2分縮めて1本挿入するという形であったことからして、優等の続行を取ることができず、区間快速にするくらいなら万能な普通で・・・という感じで設定された印象を受けますが、いずれにしても前後の列車の混雑率を下げる期待が出来そうな設定です。

 1本目のつくば発普通は北千住着7:55の区間快速の直前着の設定、2本目の守谷発普通は北千住着8:11の区間快速の直前着の設定でかつ守谷で快速の直後発ですので、ピーク時間帯の混雑率は大きく変わりそうです。

 これは期待が持てそうです!!