2009年1月15日

メトロ東西線2009年3月14日改正ダイヤを考える!!

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 東京メトロ東西線のダイヤ改正情報が入ってきました。

 主な内容は朝ラッシュ時、夕夜間の増発と朝ラッシュ時の運転形態の見直しです。

 このうち気になるのは、やはり朝ラッシュ時の運転形態の見直しですよね。

 具体的には6時台~9時10分間の快速9本の内6本を通勤快速、3本を各駅停車に変更すると示されており、ここ数年で実施された利用機会増加に伴う混雑均等化、遅延防止施策をより一層推し進めるものとなりました。

 最も最初に手を付けた最ピーク帯のダイヤパターンが、その次の改正で殆ど変更しなかったことや、時間帯を少しずつ拡大した経緯から、快速を無くした事は一定の効果があったという事になるかと思います。

 そうなると、完全に快速を無くした今回の改正は総仕上げとも言えますから、その内容が気になります。ええ、そりゃもうかなりね(笑)。

 となると、やはりダイヤ予想をするしかないです。

 早速作ってみました!!

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図-1:現行ダイヤ(東葉勝田台~大手町間)

 何事もまずは現状把握という事で、現状ダイヤです。

 ピーク帯前の最後の快速とJR直通9本総てが入る時間帯で作成してみました。

 今回のポイントはどの快速が通勤快速ではなく各駅停車になるか?ということだと思うのですが、時刻表を見ると、西船橋基準6時台の快速は通勤快速を挟まない8分間隔、8時51分から9時10分の快速も通勤快速を挟まない8~11分間隔となっています。

 ラッシュピークの前後とはいえ優等列車は一定間隔に確保したいところですので、この6本が各駅停車になる可能性は低そうに感じました。

 そうなると、8時19分発、29分発、39分発の3本が各駅停車化候補となりますが、この3本はJRからの直通、東葉快速のスジなので、そう単純な話ではないのかも・・・という気に。

 とりあえず快速スジをすべて通勤快速スジに置き換え、ダイヤを眺めて考えることにしました。

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図-2:快速を総て通勤快速にしてみたダイヤ【暫定】

 更に、浦安以遠における通勤快速の間の各駅停車の本数を赤数字で示してみると、最ピーク時は2、その前後は一部3がありますが、基本1となっています。

 よって各駅停車を増やすということは、大雑把に言えばピーク帯の緩急比率2:1のパターンを拡大することであると解釈しました。

 すなわち、いま緩急比率1:1の時間帯、赤数字1が並ぶあたりの通勤快速スジが各駅停車に格下げがされると睨みました。

 その観点で、前述の8時19分発、29分発、39分発の3本が素直に各駅停車になるか考えてみると、直通がJR、東葉高速に2分する時間帯であり、優等スジをいかに両方面に振り分けるかがポイント!!みたいな状況なので、単純に快速を各駅停車にするという事ではないと判断した次第です。

 前回の改正もそういう部分がありましたし、トータルで見たとき、快速△9本、通勤快速+6本、各駅停車+3本であることを簡潔に示したに過ぎないのではないでしょうか。

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図-3:通勤快速3本を各駅停車にしてみたダイヤ【現段階での予想】

 ということで、オイラの予想になりますが、ピークの緩急比率2:1の時間帯を前後に拡大することとし、一部緩急比率3:1の部分もあえて2:1に変えてみて、こんな感じに仕上がりました。

 通勤快速3本の各駅停車化は、最ピークの少し前の東葉勝田台発通勤快速が4本連続する部分から1本、最ピーク後のJRからの直通から1本、東葉勝田台発から1本としました。

 各駅停車であっても都心まで先着、もしくは別系統からの通勤快速への乗り換え可能としたので、バランスはそれなりに取れているかと思います。

 毎回当たらない予想ではありますが(苦笑)、まぁ宝くじ程度に楽しんでみました。

 参考まで!!