2009年4月 6日

阪神なんば線開業関連調査遠征(9) 阪神なんば線施設調査その4

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 2009年3月29、30日に阪神なんば線の既存区間の施設改修状況を調査してきましたので、報告します!!

 その4として、配線変更が行われた尼崎駅~大物駅間報告です。

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写真-1:尼崎駅3,4番線西九条方状況

 西九条は曲線ホームで対向式2面2線のみなので、近鉄車10両対応ホームの長さが分かりづらいですが、尼崎は直前でかつ阪神車6両対応の梅田方面ホームが隣接しているので、長さが際立っています。

 特に西九条方に突出した形になっているので、より長く感じるのでしょうが、分割併合位置を考慮した設計だったんだなぁと改めて感じた次第です。

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写真-2:尼崎~大物間状況1

 尼崎を出ると、上り線から下り線への渡りがあります。

 以前の計画概要図ではシーサスになっていた部分で、ダイヤその他用途が定まってきて必要な渡りだけ設けたという事になるのでしょうか。

 下り線側は梅田方面からの線路がなんば線をオーバークロスする形になっており、なんば線とレールレベルが異なっているためか、上り線にあるなんば線・本線間の渡りが設けられていません。

 そのため、異常時等に尼崎に1列車が在線していると、後続列車がホームに入線できない形であるため、直線上り線に入線するための渡りかなぁと思っています。その場合の補助配線として本線上りから大物方面に向かえる渡りもありますね。

 まぁ、通常期にはあまり使われ無さそうです。

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写真-3:尼崎~大物間状況2

 上り線側は渡りがある関係で、下り線とは勾配設定が微妙に異なっているんですね。

 本線下り線をくぐる位置関係もあるのでしょう。

 ちなみにこういう立体交差、大好きです(笑)。

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写真-4:尼崎~大物間状況3

 本線下り線ほくぐると、大物までは急勾配を上がっていきます。

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写真-5:尼崎~大物間状況4

 尼崎の車庫からの出庫線って言うのでしょうか、渡りが下り線経由で上り線まで繋がっています。

 やむなく勾配区間に設けられた渡りで、若干不思議な印象を受ける場所ですね。

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 出来上がってしまえばあっさりとしたものですが、元々の尼崎を考えれば、かなりの変化であります。

 なんば線の成熟次第で尼崎が接続点として、より重要な位置づけになると思われますので、今後も大阪を訪れた際にはチェックしたいと思います!!