2009年6月15日

2009年6月15日東急大井町線溝の口延伸工事調査

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 今日は休み!!

 なんとすがすがしい月曜日でしょう♪

 こういう日は工事調査がしたいぞ!! という事で、以下のメニューをこなしました。

<本日の調査メニュー>

・西武池袋線椎名町、江古田、石神井公園駅、保谷駅工事調査
・西武拝島線萩山~小川間工事調査
・JR南武線西府駅施設調査(やっと見れました・・・)
・JR南武線稲城長沼~南多摩間工事調査
・東急大井町線溝の口延伸工事調査

 順次報告していきたいと思いますが、まずは気になっていた東急大井町線溝の口延伸工事から報告します!!

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写真-1:溝の口駅梶が谷方状況

 6月12日夜間から14日にかけて行われた切換で、最終線形になりました。

 内側の大井町線電留線と外側田園都市線とは完全に切り離された形であります。

 線形は必ずしも直線的ではない部分もあり、用地確保の難しさが分かる感じですね。

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写真-2:溝の口駅高津方状況

 こちらも同上で外側線と内側線は完全に切り離されました。

 溝の口のホーム端部の形状も若干変わっており、微妙に線形が変わっていることが分かりま・・・せん。ちょっとは変わったのでしょうが(笑)。

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写真-3:溝の口駅に掲示されていた交互発着運用告知

 上記の切換により駅前後の分岐がなくなりましたが、配線的には電留線の梶が谷方の渡り、高津駅付近の渡りを使うことで交互発着が可能なので、朝ラッシュ時の交互発着は継続実施されることのようですね。

 朝ラッシュ時7:13発の急行から9:12発の急行までという記載ですが、これだと優等だけなのか1本おきに3、4番線交互なのか分かりません。おそらくは従来ダイヤと同じ番線を使いますよということかと思いますが、見ていないのでなんとも言えません・・・

 その他の時間帯は外側4番線を使用するようです。

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写真-4:溝の口駅ホーム高津方端部状況

 今回の切換でホーム高津方端部のホーム端部線形が変わるため、それに沿った形で仮設ボードが敷かれていました。

 高さがホームセンターより高くなっており、警告ブロックから擦り付け処理しています。

 おそらくタイルを夜な夜な設置しやすい形にしているものと思われます。

 最後にホームセンターを舗装して終了でしょうか。

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写真-5:南口出口部分状況

 続いて、駅関連施設に目を向けてみました。

 改良していた南口整備ですが、使用開始しており、ホームからは改札階まで、改札階から地上までエスカレータとエレベータが整備され、バリアフリー対応の施設になっています。

 出口部分は木材を生かしたデザインで高架したらしからぬ温かみがある仕上がりになっていますね。高津に似た感じかな?

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写真-6:南口改札口付近状況

 自動改札台数は利用に比べて多めの設定になっていますが、今後南武線との乗換デッキ(連絡通路)が整備されると利用者が増えると思われ、これを見越した形になっているものと思います。

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写真-7:南口から乗換デッキ側を望む

 改札口を出て左側を向いたアングルの写真です。

 奥のエレベータの右側の仮囲いの置くが乗換デッキが設置される部分になります。

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写真-8:乗換デッキ構築状況

 前述のフェンスの奥の状況ですが、しばらく進むと上りの階段になっています。

 エレベータは3層タイプのようですね。

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写真-9:乗換デッキ構築状況

 概ね通路部分の架設は完了しており、通路面上の作業が進められているようです。

 反対側の南武線側の仮フェンスに11月まで工事している旨の記載がありましたが、工事そのものの記載なのか使用開始の記載なのかは分かりません。

 現場の状況からすると、そこまでかからないような気もしますが、分からない部分も多く推測に留めておきます。

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写真-10:ホームの幅を測ってみる!!

 大井町線の始発駅が溝の口になることにより、ホームの混雑の懸念がある旨のコメントを頂きました。

 私自身二子玉川は渋谷方だけ広くて、他は溝の口のほうが広い印象がありましたので、自身の確認の意味で両駅を歩測してみました。

 学生時代にマーチングバンドで1歩45cmで歩く訓練をしてきた経験を活かし、15年ぶりに頑張ってみました(苦笑)。

 正直誤差はあると思いますので、以下は参考程度に!!

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<溝の口駅>

 急行1、各停--両目 5.2m
 急行2、各停1両目 5.9m
 急行3、各停2両目 6.5m 階段あり
 急行4、各停3両目 6.5m 階段あり
 急行5、各停4両目 6.3m
 急行6、各停5両目 5.9m 階段あり
 平均 6.05m

<二子玉川駅>

 急行1、各停1両目 7.9m 階段あり
 急行2、各停2両目 7.0m
 急行3、各停3両目 6.1m 
 急行4、各停4両目 5.2m 
 急行5、各停5両目 4.1m 階段あり
 急行6、各停--両目 3.9m
 平均 5.70m
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 以上のとおり、平均値を見ると溝の口のホームのほうが広いことが分かります。

 むろん南武線の乗換を含めた溝の口の乗降のほうが二子玉川における大井町線方面から渋谷方面への乗換を含めた乗降よりも色々な意味で交錯していると思うのですが、階段の数が多いので二子玉川と比べて流動が悪くなりすぎるということは無いのかなと思っています。

 二子玉川は通学で使っていた時期がありますが、とにかく大井町線のホームの無い部分が狭く、移動に時間がかかる印象があったものですから、階段配列が良い溝の口のほうが、どの車両に乗っていても、それなりの移動ができるような印象を受けるかなと思ったり。

 実際のところフタを開けて見ないことには分かりませんので、延伸後しばらくしてから(初期は恐らく混乱すると思うので・・・)見てみたいと思います。

 どれだけ大井町線にシフトするのか楽しみです♪