2009年8月25日

2009年8月25日西武池袋線保谷駅工事調査

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 2009年8月25日に西武池袋線保谷駅の工事状況を調査してきましたので、報告します!!

 駅部分は仕上げを除きほぼ出来上がっている状況ですが、それと連動してひばりヶ丘方の配線の動きもありましたので、そのあたりコメントしたいと思います。

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写真-1:保谷駅電留線端部状況1

 上り専用ホーム設置に伴い、上り線が1線分移設されることになります。大泉学園方はホーム線形から現在線に擦り付ける線形になると思われますが、ひばりヶ丘方は電留線がある関係で、曲線的な線形を構築するのが難しい状況でした。

 その処理はどうするのかなぁ~と思った前回調査時に、上り線に隣接していた電留線1線が潰されていることに気づきました。

 前回は写真が撮れなかったので、今回はしっかり収めました。

 写真-1は下り列車から保谷駅電留線端部付近を見たものですが、電留線の端部のレールが無いのと、最近新設されたと思われる(色合いから)電架柱が上り線の線形を考慮した形になっていることが分かるでしょうか。

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写真-2:保谷駅電留線端部状況2

 続いて上り列車からのアングルです。

 上り線の左側に一旦撤去して再度敷設しなおした軌道が見れます。

 その敷設範囲から手前側が切換口になるかと思いますが、そうなると、現行の上り線は現在上下線間にある電留線と同等の有効長が確保できそうです。

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写真-3:保谷駅電留線端部状況3

 写真-2だと、切換線形が厳しそうな感じに写っていますが、こうしてみると、ああ適当な線形になりそうだなぁと思えますね。

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写真-4:保谷駅電留線端部状況4

 新上り線になるであろう軌道は分岐の手前に車止めが設けられています。

 ん~、なんだろう、何となくですが、電留線を含めて今後配線の動きが少なからずありそうな気がしますねぇ。

 土木屋の勘です!!

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写真-5:保谷駅新上りホームひばりヶ丘方状況

 軌道はホームの手前部分で切れたままです。

 重機械の運搬の関係で後回しなのかな?

 ホームについては重機械搬入ルート部分のみホーム版を設置していない状況で、その他部分はホーム面、上家ともほぼ組み立ては完了している状況と言えるでしょう。

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写真-6:保谷駅新上りホーム階段部分状況

 シートで覆っていて状況がよく分かりませんが、前回調査時にエスカとエレベータは概ね出来上がっていたように思いますので、ほぼ仕上がったという事で養生のため覆っているということでしょう。

 上家より上部の建築仕上げも完了していますね。

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写真-7:保谷駅新上りホーム中央部状況

 ホーム上の仕上げは殆ど手が付けられておらず、前回調査からの変更は殆ど無いかな?

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写真-8:保谷駅新上りホーム大泉学園方状況

 端部付近ですが、上家形状を見るとここが端部かなぁと思えるものの、ホームPC版の設置状況からすると、もう1スパン程度伸ばしそうかなぁ~という感じです。

 ひばりヶ丘方のホーム端部が現行ホームよりややひばりヶ丘方に伸びている程度なので、現行の有効長を確保するとなると、もう少し伸ばす必要がありそうです。

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写真-9:下りホームの延伸バッファは?

 上り新ホームの大泉学園方が殆ど現行上り線と同じ位置になるため、2面3線化するとなると、下り線と中線の間にある程度ホーム幅が確保できるまで下りホームの移設が必要になります。

 直近の踏切までは5両分程度あるので、電留線への配線を構成するとして3両ぶん程度の移設は可能な感じではありますが、どこまで構内配線を弄るか?ですね。

 駅の工事概要図だけではちょっと判断しがたいところです。

 気になるので、また暫くしたらチェックしたいと思います。