2009年9月30日

ダイヤ改正前のTX朝夕ラッシュ時の利用状況を見る!!

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 明日10月1日にダイヤ改正するTXについて、ダイヤ改正前の利用状況を確認しておきたくなり、先日29日に2本増発される20時台の秋葉原発の状況を、本日30日に一部列車のスジ見直しが行なわれる朝ラッシュ時ピーク60分間の北千住着の状況を確認してきました。

 簡単にコメントしておきます!!

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図-1:9月29日夕ラッシュ時秋葉原20時台の利用状況

 始発駅かつ八潮待避がないため、普通は座席が埋まり立ち客が少々の状況、優等はもう少し立ち客が多い状況となっています。

 区間快速のうち利用率が高いのが快速直後、守谷行の直後ま列車になっており、快速より停車駅が多いこと、守谷以遠利用客の集中などが理由としてあるかと思いますが、それほど差があるという訳でもありません。

 秋葉原だけ見ると輸送力的には十分な印象ですが、北千住あたりだと利用率も高くなるので、前後時間帯との利用率を見てバランスをとったのではないかなと考えています。

 ダイヤ改正で2本増発されて30分サイクルになりますが、概ね利用のバランスは変わらないものと思われ、着席数が増えた分は優等・普通それぞれの立ち客がバランスよく減る形に収まるかな?という印象です。

 決して空席があるまま出発する列車は無いものと思います。

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図-2:9月30日朝ラッシュ時北千住ピーク60分間の利用状況

 2008年10月1日ダイヤ改正直後の10月15日に同じ条件で調査をしています。

<参考>
 https://okiraku-goraku.com/2008/10/post-333.php#more

 ピーク時間帯に普通を2本増発する改正であったため、ピーク60分間の混雑率が133.9%なのに対して、ピーク30分間の混雑率が134.9%と、混雑率の均等化が図れましたが、これはあくまでダイヤ改正2週間後の状況でして、利用者が新ダイヤを理解していくごとにピーク時間帯の利用率は高くなっていくものと見ていました。

 その結果が今回の調査結果になる訳ですが、ピーク60分間の混雑率が134.5%なのに対して、ピーク30分間の混雑率が141.7%となっており、概ね予想通りの状況でした。

 八潮発の普通を除くと概ね利用率は同程度で、最ピークの快速の利用率は高いものの、区間快速と普通の利用率は殆ど同等と見て良い状況と言えます。

 このような状況であったため、やはり運転回復がし辛い普通のスジがやや遅れぎみであるのが目立ちました。

 表記した時刻は到着時刻を秒単位で表記したものですが、時刻表上の出発時刻に対して大きく遅れているのが以下です(大きいほうから5列車ピックアップ)。

 普通 7:45発に対して7:46:10着(70秒) ★着スジ見直し
 普通 7:59発に対して7:59:43着(43秒)
 普通 8:07発に対して8:07:49着(49秒) ★発スジ見直し
 普通 8:10発に対して8:10:43着(43秒)
 普通 8:30発に対して8:30:25着(25秒) ★着発スジ見直し

 今回のダイヤ改正で以上のうち3列車に手が入れられているので、恐らく遅延実績で見直しをかけたのではないかな?と思っています。

 余裕を見る側の変更ですので、改正といって良いかわかりませんが、より妥当なダイヤになることは間違いないでしょう。

 また機会があったら調査したいと思います!!