2010年7月21日

2010年7月19日成田スカイアクセス開業時施設調査(1) 成田空港編

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 2010年7月19日に成田スカイアクセスに乗りました!!

 その際に確認できた主要駅の開業段階の施設状況についてコメントしたいと思います。

 その(1)として終端駅、成田空港駅です。

 以下、コメントです!!

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写真-1:ラッチ外コンコースの案内版状況

 スカイアクセス側のLCD案内版が稼動し、2系統が並んで表示されています。

 LCD上部の系統カラーはスカイアクセスがオレンジ、京成本線がグレーになっていますが、LCDの経由欄の表記はスカイアクセスがオレンジなのに対して、京成本線が緑になっています。

 LED上部の系統カラーの京成本線部分は青でも良さそうですが、高頻度で表示されるスカイライナーが青なのでラップを避けたのでしょうかねぇ?

 いずれの系統にも上野行がありますが、その左側に北総線経由、船橋経由といった系統表記があり、区別がなされています。

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写真-2:入場改札口ゲート状況

 ライナーカウンター脇の入場改札口に向かうゲート付近の状況です。

 案内版左上にはスカイアクセスと京成本線両方の名称が路線カラー上に記載されています。

 本線よりスカイアクセスのほうが先に記載されているのは、空港アクセスの主役という事なのでしょうか?

 扱いとしては2大本線という感じなのかなぁ。

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写真-3:入場改札口付近状況

 このあたりからオレンジ色のスカイアクセスの案内版と青色の京成本線の案内版が自然と目に入ってくるようになります。

 改札口上部には成田スカイアクセス線と京成本線という路線名称が掲示されています。

 左がスカイアクセス系統なのは、ホームの系統別レイアウトも意識した感じかもしれませんね。

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写真-4:改札口付近のLCD案内版は特殊パターン

 スカイアクセスと京成本線が並存する各駅のLCD案内版は、基本的に系統別だったり、料金要・不要別だったりしますが、この成田空港改札口については、ホームの番線割り振りとレイアウトが特殊なため、スカイライナーとその他という分け方になっています。

 改札口を入って左側がスカイライナーホームになっており、京成本線系統とスカイアクセスの一般列車は右側の通路を進んでいく形なので、それを考慮した表記という事ですね。

 カラフルでオイラ的には結構好きな感じですが、1~3番線は別系統が同時表記になってしまうので、路線系統を知らない人には分かりにくいかなぁ??

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写真-5:スカイアクセス1番線と京成本線2・3番線分岐部

 スカイアクセス1番線と京成本線2・3番線の分岐部付近の状況です。

 1番線の位置が直感的に分かりにくい位置ですが、天井と床の案内があるので、ここまで来れば普通に間違えない感じでしょうかね。

 やりすぎな感じのカラーリング別の案内ゲートもちょうど良いくらいなのかもしれません。

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写真-6:スカイアクセス一般列車ホームゲート

 いわゆるアクセス特急専用ホームのゲートであります。

 オレンジ色のゲート上部にはLCD案内版が配置されており、左が列車案内、右が停車駅案内になっています。

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写真-7:スカイアクセス系統の停車駅案内図も意味深?

 以前日暮里駅でこの新型LCD案内版の停車駅図の配列が意味深だなぁという事で、ちょっと拘って分析したことがあったのですが(以下参照)、このスカイアクセス系統タイプも興味深いです。

 <京成本線系統の停車駅案内図分析>
 https://okiraku-goraku.com/2009/10/2-16.php

 成田湯川から高砂までの駅が無いスペースの幅を見ると、印旛日本医大と千葉ニュータウン中央の間に1つ(印西牧の原)、千葉ニュータウン中央と新鎌ケ谷の間に3つ(小室、白井、西白井)、東松戸と高砂の間に2つ(矢切、新柴又)と捉えることができ、それって現急行の停車駅だなぁと思った次第です。

 京成本線系統は通勤特急停車駅ベースのレイアウトでしたが、スカイアクセス系統はどうやら急行ベースのようです。

 今後の運行形態がどうなるかは、北総線との関係性による制約もありそうで、さっぱり分かりませんが、ひょっとすると急行タイプの成田空港行列車が設定されるかもしれないなと考えた次第です。

 そういえば、空港第2ビル駅で見た列車種別ごとの最高時速が記載されている「あのパネル」にもスカイアクセス系統は1マス開いていましたね!!

 <あのパネル>
 https://okiraku-goraku.com/2010/07/post-598.php

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写真-8:スカイアクセス一般列車コンコース状況

 上記ゲートを進み、通路を右側に曲がると、予想より幅の広いコンコースが視界に入ってきます。

 ホームへの昇降設備は上下1基ずつのエスカレータが2箇所に配置されており、その間にエレベータがあります。

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写真-9:スカイアクセス一般列車ホーム状況1

 地下壁面の奥の施設ということで、工事状況がまったく見れなかった新ホームは予想以上に広い感じですね。

 案内版やLEDはスカイアクセス系統の標準的な表記で、アクセス特急に特化した形にはなっていません。

 スカイアクセス系統専用ホームではありますが、LED案内版は汎用タイプのため経由欄があります。

 全体的にオレンジの配色という事で明るめの印象がありますね。

 京急の車両のほうが合っていたりして(笑)。

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写真-10:スカイアクセス一般列車ホーム状況2

 ホームを既存施設に近づけるためか、線路が既存線から離れているため、合流する空港第2ビル駅側端部はややホームが狭くなり、線路がカーブしています。

 ちなみに反対側の線路の頭端部はホーム端部から10mくらい先の位置に車止めがあり、その先は壁面になっています。

 構造的に延伸する構造にはなっておらず、この新ホームは延伸を想定していない8両編成の設計なのでしょうね。

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写真-11:京成本線中間改札口付近状況

 京成本線の2・3番線へ進む中間改札です。

 直前に調査した際に目隠しされていたゲート上部左側のスペースは番線案内でした。

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写真-12:京成本線系統ホーム案内版

 京成本線系統ホームは事前に確認できている施設なので、案内版だけチェック!!

 シールでスカイライナー表記にしていたシティライナー部分が剥がされて正規の表示になりました。

 シティライナーは2番線発車固定のためか2番線側にしか表記されてませんね。

 以上です!!