2010年11月 7日

京成線日暮里口の日曜夜の利用状況を調査する!!

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 今日も完全オフでした!! 

 吹奏楽の練習に参加してきたあと、夜に時間があったので新三河島駅で1時間ほど利用状況を見てみました。

 なぜ、この時間に新三河島?ってことですが、土休日ダイヤの夜の日暮里口下り方面はアクセス特急と快速特急成田空港行が交互に設定されるという、稀な時間帯でして、利用状況を確認しかたったのです。

 もちろん上りの状況も見たく、日暮里駅の上下ホームが1階と3階に分かれてしまったため、同時に見れる場所が良いなぁという事でのチョイスであります!!

 以下、データとコメントです。

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図:調査データ(19:59~20:00/60分間)

 ぱっと見て感じたことは、優等と普通の利用状況にあまり差が無いという事です。

 時間帯の関係で上下の利用は大きく異なっていますが、いずれも優等のほうが当然利用が多いにしても、普通もそこそこに利用が多いことが分かります。

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 <アクセス特急の利用状況について>

 下りは成田スカイアクセス開業時にアクセス特急が純増の形で設定されましたが、アクセス特急が座れる状況にあって普通より利用が少ないのは、やはり日暮里口における利用用途に合致しない部分があるのだろうと感じた次第です。

 それは、やはり空港利用客に単位時間あたりのボリュームがあり、アクセス特急の輸送力に対して、それを埋めるだけの需要が無いという事なのでしょう。

 そのことは18:59と19:20のアクセス特急を比べて、前アクセス特急間隔が倍半分違うことが利用の差に繋がっていることからも分かりますね。

 <快速特急の利用状況について>

 アクセス特急と比べると利用は多くなっていますが、アクセス特急に一定の利用がついている事を考えると、土休日で通勤利用が無いと捉えれば、アクセス特急のトータル程度が成田空港利用とみることが出来るかもしれません。

 それは、芝山千代田行が同じ前列車20分間隔なのに半分程度の利用状況に留まっていることからも伺うことが出来ます。

 その観点で、成田空港利用以外のボリュームを考えると、普通の利用に対して比率が絶対的に少ないことが分かります。

 平日の通勤時間帯の日暮里口の優等が少ないと常々思っていましたが、実のところ空港輸送を考えなければ妥当なバランスなのかもしれないなぁと思った次第です。

 <普通の利用状況について>

 前述の通り思いのほか利用が多かったです。

 編成が短いのでむしろ優等列車より混んでいると言っても良いかもしれません。

 特に混んでいる列車については、千住大橋で後続の優等待避を受けず、青砥・高砂まで先着する列車であることから、目的の駅に対して先着である人が集まるのでしょうね。

 数本の混んだ列車以外はいわゆる青砥より手前の短距離利用が主という感じでしょう。

 快速特急に乗っても、結局同じ列車に乗ることになるなら日暮里から座っていきたいでしょうし、そういった判断が普通の利用状況に繋がっているものと思います。

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 <上り方面の利用について>

 上り方面は絶対数が少ないので、状況判断がし難い状況ですが、よくよく見ると基本的には下りと同じ傾向であることが分かります。

 特急の利用が最も多く、アクセス特急はその半分程度ですが、それが空港利用客と捉えれば、その利用よりもその他利用が多く、近距離利用も多いことが伺えます。

 なかなか良いデータがゲットできました!!