2010年11月 6日

京成高砂駅の日中時利用状況を調査する!!

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 今日は夜勤明けでした。

 土曜日ということもあり、頑張って遊ぶなり趣味の時間を満喫しようかと思いましたが、慣れっこの筈の夜勤で思いのほか疲れてしまったので、帰宅を意識しつつちょっとだけ自分の時間を満喫することにしました。

 となると京成だなって事で、成田スカイアクセス系統と本線系統の利用状況が確認したくなり、高砂駅で40分1サイクル1本勝負の利用状況調査をしてみました!!

 以下、データとコメントです。

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図:調査データ(10:52~11:32/40分1サイクル)

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 <全体の利用状況について>

 調査時間帯の関係で上り利用が多くなっています。

 下りの利用を見ると特急の利用率がダントツに高く、その他の列車が極端に空いていることが分かります。

 下りの場合、日暮里口、押上口から京成本線方面というメインの利用に対して、特急、快速がどのように集客するダイヤになっているかが利用状況に色濃く反映される傾向があるので、現行ダイヤにおいて、快速が特急の直後設定で、青砥、高砂、小岩で時間調整する形だとどうしても特急が混んでしまいますね。

 押上口で快速以外の列車に乗ってしまうと、おのずと特急に乗り換える形になる感じですか。

 そういう状況と捉えれば、特急だけが混んでいるからと言って、空港利用客が多いからという事ではなく、実際の比率は低いでしょう。

 よって、アクセス特急の利用が特急より少なくても、空港利用客以外の特急利用客の数、空港利用客以外のアクセス特急利用率の数を比べれば、結構良いバランスなのかなと思ったりします。

 北総線方面列車について見てみると、絶対数が少ないので判断しがたい状況ですが、アクセス特急の利用が最も多く、アクセス特急の有無による普通の利用率差も少ないことから、アクセス特急狙い利用が一定数あると捉えるのが自然でしょうか。

 40分間隔運転に狙い利用は無いと思いつつも、最近だとネット検索で出た選択肢に沿って利用する人も多いようなので、都営線方面からの固定利用だと捉えられるかなと思っています。ただ、それが成田空港利用なのか、東松戸、新鎌ヶ谷等アクセス特急中間停車駅なのかは半々といったところかなと、なんとなくの推測です。

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 上りの利用を見ると特急、アクセス特急、北総線普通(アクセス特急待避なし)、快速の利用率が高く、本線系統の普通の利用率が低くなっています。

 京成本線の船橋~高砂間はダイヤパターン上、優等に集中する傾向がありましたが、あわせて概ね10分間隔で走らせている事で特急と快速の利用率が近い形になっているのは面白いところです。

 船橋以遠の利用率は停車駅の差で異なる両列車ですが、船橋の乗降でいったんリセットさせる形になることから、概ね似た状況になるのでしょうね。

 また、快速2本だけ見た場合、利用の差が少なからずありますが、前優等列車間隔の広い列車のほうが混んでいることから、等間隔ならばやはり特急>快速という形であることが読み取れます。

 北総線方面の利用を見てみると、普通の利用が本線系統の優等に迫る状況で、思いのほか多くてびっくりしました。

 アクセス特急の利用も多いですが、直後の普通の空きっぷりを見ると、単に普通利用客がシフトしただけとも取れます。

 その差し引きが空港利用客と捉えれば、そのボリュームの比率の低さが分かるというものですが、京成本線系統の特急と快速の利用差を考えても、同様の認識となるので、下り同様一定のバランスに収まっているのかなと考えます。

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 <感想>

 利用状況自体、立ち客が少々出ている程度ですので、バランスの悪さを感じさせる状況ではありませんが、下りの状況を見ていると、時間調整が多い快速スジのあり方はやや検討課題かなぁと感じる次第です。

 アクセス特急の利用が少ないのは40分間隔だからという見方は正しくないのかもしれないなと感じた次第で、仮に日暮里から20分間隔で走らせてもそこそこの利用率にしかならなさそうで、現行の特急スジを奪ってまで増発する意味合いは感じられません。

 よって、当面は現行のままで様子見かなぁと思っていますが、スカイライナースジが40、20分間隔を維持するならば、アクセス特急も40、20分間隔もしくはエアポート急行(!)を設定しての擬似30分間隔にするといったラインが現実的なセンかなぁと思っています。

 以上です!!