2011年5月29日

2011年5月8日近鉄奈良線工事調査

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 2011年5月8日に近鉄奈良線の工事調査をしましたので、報告します!!

 八戸ノ里~瓢箪山間で行われている連続立体交差工事(2010年5月に下り線高架化)の状況を確認したく、同区間を下り線、上り線からチェックしました。

 時間が無かったので前面展望チェックとなっています。

 以下、コメントです!!

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動画-1:八戸ノ里~瓢箪山間高架区間前面展望(下り線)

 八戸ノ里~河内花園間が別線方式、河内花園~瓢箪山間が仮線方式で高架化する計画になっています。

 八戸ノ里から近畿自動車道交差部までは既に高架化されているため、ここに別線方式の高架橋を構築するとなると、そのずれはどう処理するのか?ってのが以前チェックした際に気になった点でしたが、今回見た限り最終的にはスムーズな線形になりそうかなと思いました。

 現時点では動画開始から0:15までのように急曲線になっていますが、その先0:28までの区間とその先で軌道構造が異なっており、手前は線形に融通がきく構造であることから、上り線高架化後に地上線を撤去して、最終線形を構築するための高架橋を継ぎ足しで構築するのかなと考えます。

 0:15~0:28のやや外側に膨らんだ部分は電架柱の根元にケーブルがむき出しになるなどスペース的にやむない処理をしている印象を受けるので、線形改良後に付帯設備も弄ってきそうに感じます。

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 河内花園駅までは別線方式のため直線的な線形で進んでいく形になっており、隣接部で上り線部分の構築が進められていますね。

 河内花園駅の先で仮線方式になり、分かりやすく1線分ずれるべく曲線区間になります。

 東花園駅は仮線になっている上り線の仮ホームと完全にずれた位置(奈良方)に設置されており、車庫から上りホームへの出庫線が下り線を横断する形になっていますが、その部分は最終配線になっている模様です。

 今後上り線の高架橋を構築するにあたって、この出庫線の取り扱いがどうなるか気になりますが、2本ある出庫線を活用して、外側線だけ構築してアプローチ部分を後で施工するのか、それともアプローチに支障しない部分に上りホームを構築するのでしょうか?

 仮線方式なので、従来用地を大幅に超えるような施設を最終系に出来ないと思いつつ、1面2線は確保しなきゃいけないなぁと思いますよね。

 現行のアプローチが構造上、この後の上り線の高架橋構築を想定していそうなのと、下り線高架橋に極力近づけているあたりがポイントなのかなぁ??

 ん~、前面展望だけではちょっと分からないです・・・

 まぁ、予想が楽しめる部分ですよね!!

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動画-2:瓢箪山~八戸ノ里間高架区間前面展望(上り線)

 上り線から確認できるのは、上り線の高架橋が構築されているということです。

 箇所により構築が進められている部分とまだこれからの部分がありますが、順次構築が行われていくでしょう。

 おそらく仮線区間の東花園構内が最後になるでしょう。

 一番最後のアプローチ部分ですが、まだ下り線アプローチが残っているのが見えました!!

 以上です。