2011年7月 6日

2011年7月1日JR武蔵小杉駅乗換連絡通路調査(1)

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 2011年7月1日にJR武蔵小杉駅の新設された乗換連絡通路の施設調査をしましたので、3回に分けて報告します。

 その(1)として横須賀線ホーム部分状況です!!

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写真-1:乗換(北改札側)階段状況

 6月25日に本設連絡通路に直結するエスカレーターが3基設置されたことにより、乗換経路としては位置的に優先順位が下がった階段であります。

 とは言え、ホームは長く新川崎方からの利用を考えた場合、ケースによってはエスカレーターよりも利用しやすい経路となるのかもしれませんので、今後もそれなりに使用されるものと思います。

 構造からみてエスカレーターができたら無くなるのかなぁ~なんて思ったのですが、維持されましたね!!

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写真-2:乗換(北改札側)階段のラッシュ時使用制限案内

 階段の掲示によると、平日朝ラッシュ時(7:25頃~8:45頃)は新設されたエスカレーターはすべて下り専用になるとのことで、逆方向利用ルートを確保するため、逆に階段は上り専用という扱いになった模様です。

 連絡通路が左側通行なので、流動の導線を考えるとエスカレーターが下りで階段が上りというのは位置的には合いますね。

 乗換の双方向のボリュームがよく分からないのですが、双方向イコールであったとしても6両編成から万遍なく利用がある南武線→横須賀線よりも、15両編成で一気に集中する横須賀線→南武線側に配慮した運用という印象はあります。

 この時間帯以外は2基並ぶエスカレーターの半分が上り運用ですから、今後の状況によってはそういう扱いに変化することはあるのかもしれませんね!!

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写真-3:仮連絡通路切換口状況

 階段を下りると、以前は仮連絡通路に通じていた部分が仮フェンスで覆われていました。

 変わって左側の本設通路が開業しています。

 仮連絡通路側はこれから本設化されるものと思います。

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写真-4:新南改札~連絡通路間の通路状況

 階段から連絡通路へのアクセスルートであるとともに、新南改札と連絡通路のアクセスルートでもあります。

 まぁ大半は乗換利用の通路でしょうから、階段幅と似たような通路幅であるのも適当な設計なのかなと思ったり。

 朝ラッシュ時はこの通路が横須賀線ホームへの移動ルートとして機能するという事ですよね!!

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写真-5:乗換ESCホーム階状況(2基タイプ)

 続いて新設されたエスカレーターを見てみましょう。

 ホーム西大井寄りに縦列に2箇所新設されたうち、ホーム中央側となるエスカレーター(2基配置)です。

 前述のとおり平日朝ラッシュ時は下り専用になりますが、その他時間帯は上り線側が下り、下り線側が上りとなります。

 比較的端部側に位置するためホーム端部からエスカレーターの腰壁までの距離に余裕がなく、上下線それぞれが同等となるような位置で設置されているようです。

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写真-6:乗換ESCホーム階状況(1基タイプ)

 ホーム西大井寄りに縦列に2箇所新設されたうち、ホーム端部側に位置するエスカレーター(1基配置)です。

 ホーム幅が狭まっていることから2基設置は無理なため、1基設置となっていることが良く分かります。

 ホーム柱を避けるように(というか柱がエスカレータを避けて)設置されていますね。

 ホームの上家ラインと平行になっていないのは、下階コンコースの形状によるものなのかと思います。

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写真-7:乗換ESCコンコース階状況(2基タイプ)

 エスカレーター2基タイプのコンコース階の状況です。

 前述階段に繋がる通路はこの写真の左奥に位置しており、エスカレーターまわりのレイアウトは比較的余裕がある形になっています。

 朝ラッシュ時は2基とも下り運用のため、その旨の掲示が壁面に明示されていますね。

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写真-8:乗換ESCコンコース階状況(1基タイプ)

 エスカレーター1基タイプのコンコース階の状況です。

 こちらは常時下り運用のため、上記案内サインで下り専用の旨が記載されています。

 写真-6の部分でエスカレーターの方向が上家に沿っていないことを書きましたが、やはりコンコース階の建物ラインに沿っているようです。

 その(2)に続きます!!