2011年7月 8日

2011年7月1日JR武蔵小杉駅乗換連絡通路調査(3)

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 2011年7月1日にJR武蔵小杉駅の新設された乗換連絡通路の施設調査をしましたので、3回に分けて報告します。

 ラストその(3)として連絡通路のうち南武線側の状況です!!

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写真-1:連絡通路南武線側部分状況

 先日のその(2)で書きました通り、連絡通路は動くスロープの進行方向設定に合わせて左側通行になっており、床面に区分を示す塗装がなされています。

 写真-1はやや横須賀線側位置から南武線側を見たアングルですが、連絡通路のちょうど真ん中あたりで壁面の仕上げが異なっているのですね。

 横須賀線側はクリーム色のパネル仕上になっているのに対して、南武線側はコンクリート面むき出しになっています。

 境界部は構造物として分けているようですので、施設の区分とかそういった事が関係しているのでしょうね。

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写真-2:動くスロープ、階段を連絡通路側から望む

 動くスロープは左側が南武線方面、右側が横須賀線方面の設定で、その隣に階段があります。

 南武線側は動くスロープが連絡通路に対して直線的な配置のため、乗り場手前に進行方向を区分する柵などは設置されていません。

 その変わり、動くスロープの先で進行方向が斜め左方向に変わることから、動くスロープを乗り継ぐ形になっています。

 階段は上がりきるまで直線形状ですね。

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写真-3:EV連絡通路階状況

 階段に隣接してエレベーターが設置されています。

 階段から連絡通路への流動導線に支障しないようEV前の踊り場が拡幅されている形になっています。

 エレベーターのドアは南武線ホーム階とは反対の位置関係になっており、車椅子利用に配慮されています。

 経路としても遠回りになっておらずなかなか良いです!!

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写真-4:動くスロープをホーム階から望む!!

 動くスロープは前述の通り通路線形上、2つを乗り継ぐ形になっています。

 乗り継ぎスペースはほとんどなく(京葉線の東京駅の乗り継ぎのイメージかな?)、角度を変えるための緩衝通路といった感じなので、流動上問題になることは無さそうです。

 2台の勾配を一定にするよう配慮している感じで、乗り継いだ時の違和感も無かったです。

 この写真は階段を上がった通路から見下ろした感じですが、階段も一気に上がってしまえばあとは通路なので、これはこれで選択しとして良いのかなと思ったりです。

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写真-5:動くスロープ南武線方全景

 南武線側ホームへとつながる動くスロープ全景です。

 しばらく利用状況を眺めていたのですが、エスカレーターと同様に右側が移動を急ぐ人という形で機能しているようですね。

 通路+階段を利用する人は居るかな?とみていたのですが殆ど居らず、やはり視覚的にも精神的にも動くスロープに人は集まるようです。

 朝ラッシュ時の最混雑ピーク以外は階段ルートの使用頻度は低くなるのは仕方なさそうです。

 階段ルートの通路はEV利用経路でもあるので、それはそれで狙い通りという気もしますね!!

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写真-6:ホーム階EV乗り場への通路状況

 南武線ホーム側から動くスロープを使わず通路(旧仮連絡通路)を進んでいくと、右側に階段、左側通路をもう少し進むとエレベーター乗り場という形になっています。

 今までの仮連絡通路へのルートは仮フェンスで塞がれていまして、遠くないうちに本設構造化されるものと思います。

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写真-7:南武線ホーム側から動くスロープと通路を望む

 南武線ホーム側から見ると、右側が動くスロープ、左側が通路となります。

 案内掲示の配置が全体的にスロープ側にシフトしている感じで、主たる流動導線が動くスロープであることを踏まえているかのようです。

 みなさん手前上部のLED案内板を見て次列車の時刻を確認しつつ、ノンビリ行くか、急いでいくか決めているかのようです。

 次列車まで余裕がある時はスロープで足を止める人が多く、余裕が無いと歩く人が多いといった感じで分かりやすいですね♪♪

 以上、簡単ですが施設に対するコメントでした!!

 切換箇所を含めた最終仕上げ関係はいずれ時期を見て確認したいと思います。