2011年9月 2日

西武鉄道時刻表1984年・時刻改正号を見てみる!!

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 古本屋で西武鉄道時刻表第5号(1984年・時刻改正号)をゲットしました。

 さっそく中身を見て気づいた点をコメントしたいと思います。

 今までで一番古い時刻表で、古き良き時代のダイヤパターンであることに感動して、池袋線と新宿線のダイヤをつくっちゃいました。

 分かりやすいパターンダイヤだから作成も楽でした(笑)!!

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写真-1:停車駅案内図

 ぱっと目が行ったのは、池袋線の休日に運転される、不定期急行西武球場前行が練馬に停車する設定になっていることです。

 不定期でも、過去に練馬に急行が停車した実績があるとは知りませんでした。

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写真-2:休日の不定期急行のスジをチェック!!

 不定期急行はあくまで不定期という事で、通常列車のスジの合間を縫って走る設定です。

 急行と準急が対の20分サイクルなので、急行と準急の間を徐行気味に走り、準急が各駅停車になる石神井公園からは定期急行と対になるような形と言えましょうか。

 列車本数の多い池袋口が徐行気味であることから練馬に停車する設定になっていたのでしょうかね?

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ダイヤ-1:西武池袋線日中時ダイヤ

 さて、日中時ダイヤを見てみると、4年後1988年のダイヤより更にシンプルなパターンです。

 1時間おきに特急が設定されているため、特急前後の多少の調整があるものの綺麗な20分サイクルと言って良いでしょう。

 1988年のダイヤでは、小手指~飯能間の本数を毎時4本にするため、急行と準急の配列を変えましたが、あくまで増発のためであって、基本は分かりやすいパターンだったことが、このダイヤを見て確認できたのは収穫。

 小手指、清瀬、保谷、豊島園行の普通のスジ設定がうまくて、準急を含めた各駅停車列車の運転間隔が均一なのも優れていますね。

 今とは路線構造も沿線背景も異なるでしょうから、30分サイクル基調の現行ダイヤと比較するのは無粋ってもんですが、、個人的に20分サイクルって好きなので、一つの完成形といって良いかと思います。

 ナイスなダイヤです!!

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ダイヤ-2:西武新宿線日中時ダイヤ

 新宿線については、完全な20分サイクルになっています。

 4年後の1998年ダイヤでは準急1~2本が本川越まで延長運転する形になりましたが、急行の多少の時間調整はあるも、基本単純延伸のため、ダイヤパターンとしては変わっていないようですね。

 拝島線普通は急行と田無接続、小平発西武遊園地行普通は準急と接続するなど、少ない本数でも無駄ない設定がされている印象です。

 多少の運転間隔のズレはパターンで補えるものだなぁと感じた次第です。

 古い時刻表ゲットできて良かったです♪♪