2011年11月18日

2011年11月18日京王線明大前夕ラッシュ時利用状況調査

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 一昨日明大前で発車状況を1時間確認したのですが、到着状況も確認したくなり仕事がサラッと終わった本日、追加調査をしちゃいました(笑)。

 曜日が異なるため利用状況が完全に一致はしないのですが、一応同じ時間帯になるように60分間チェックしました。

 以下、報告です!!

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図:京王線明大前夕ラッシュ時利用状況調査(18:27~19:27) 到着時

 <利用傾向>

 準特急が最も利用率が高く、新宿発の急行、都営線からの直通急行、各駅停車の順で利用率が下がっていきます。

 種別ごとに見た傾向は一昨日調査した出発時と同様ですが、新宿発の準特急と急行の利用率が6~8両目付近が混んでいて、空いている車両との混雑差が出発時より顕著であることから、明大前の乗降である程度均等化されることが伺えます。

 つまり到着時は新宿の構造による影響が大きいと言えるかと思います。

 新宿発の急行と都営線からの直通急行の利用率も少なからず差がありますが、出発時は差が縮まるなど、明大前の乗降、井の頭線からの乗換で起点方のパターンズレを吸収できていると捉えて良いのかもしれません。

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 <列車選択傾向>

 準特急は新宿発の時点で急行と続行になる列車とそうでない列車がありますが、利用状況を見る限り急行有無の影響は殆ど出ていないようです。

 20分に1本の急行が急行停車駅利用客を捌く設定として機能しているという事が伺えそうですが、全体の利用が少なくなってくると、準特急の利用率はそのままで急行の利用率だけ下がるあたりは早く帰りたい人は準特急へ、座りたい人は座れる列車(可能なら急行、駄目なら各駅停車)へと流れていそうだという一昨日の出発時の見解と同様です。

 各駅停車の利用率が立ち客少々と少ないままですが、以前のダイヤでは都営線からの利用客を特急に乗り換えさせるため笹塚~明大前間の輸送列車として機能させていたのに対して、現行ダイヤでは都営線からの利用客はつつじヶ丘行直通か急行接続の形にしている事が影響していそうです。

 以前のダイヤでは各駅停車が八幡山まで逃げ切らなければならないような状況で都営線からの接続という遅延リスクを抱えていたこともあり、各駅停車の遅延が目立ちましたが、現行ダイヤではその心配がないのは良いところです。

 都営線からの接続を急行に担わせるのはどうか?という観点もありますが、一昨日の出発時の利用状況からして、まぁ妥当なところかと思いますし良いのかなと。

 ダイヤを見ると少々いじりたい部分もあるにはありますが、一昨日書きましたとおり準特急のスジを如何に寝かさないかを考えると、現行パターンが無難なところではありますね。

 新宿の折り返し制約で準特急出発がタイトな部分が解消できればベターかと思われ、調布地下化完成時になんらかの調整が図られるならば期待したいところではあります。

 今回はこんなところで!!