2012年3月31日

相鉄線2012年4月29日改正ダイヤを分析する(1)

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 相鉄線が2012年4月29日に改正することを知りました。

 改正概要の書き方が一般的なものと異なり、ちょっと興味が沸きましたので改正内容を掘り下げてみようかと思います。

 その(1)として日中時ダイヤについてコメントします!!

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図-1:相鉄線従来ダイヤ

 従来の21分サイクルダイヤです。

 そもそも、このパターンを導入した経緯として、星川駅付近の工事進捗に伴う線形悪化に伴う徐行が発生したため、折り返し間合を確保するためでした。

 従来20運用でダイヤをまわしていたため、同じ運用数でこなすがための対応かなと思った次第ですが、今回更に瀬谷の工事の関係で徐行が発生したため、20運用を維持することを諦めたという感じがします。

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図-2:相鉄線2012年4月29日改正ダイヤ(平日ダイヤ)

 相鉄公式の各駅時刻表pdfからダイヤを作成してみました。

 着時刻が分からないため、横浜着、海老名着は推定です。

 横浜~海老名間が急行で下り34分、上り35分となっており、以前の工事前ダイヤと比べると所用時間が伸びていることが分かります。

 まぁそれでも20分サイクルは分かりやすいですよね。

 列車本数自体は1分ぶんのサイクル短縮による増ですが、所用時間が増えているのと折り返し間合の関係で22運用と2運用増えていますが、やむを得ないところでしょう。

 折り返しは推測ですが、おそらく急行と快速が共通運用で横浜の折り返し間合を確保しているものと思います。

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図-3:相鉄線2012年4月29日改正ダイヤ(土休日ダイヤ)

 今回の改正の一つのポイントとして、土休日ダイヤの快速が30分間隔になった事が挙げられましょう。

 前述の通り運用増が発生しているため、利用を鑑みて土休日はやや輸送力を抑えたという事になるのでしょうか。

 綺麗な30分サイクルになっており、快速の湘南台の折り返しが各駅停車になる関係で、8両運用を固定できるような折り返し工夫がされており、そのため運用は21運用と平日ダイヤよりそれほど減ってはいないです。

 なんとなく相鉄にはなじみの無かった30分サイクル・・・

 今後特急が運転される時に基本になりそうなパターンだなぁ~なんて思ったりして(笑)。

 日中時ダイヤについては以上です!!