2012年4月17日

東京メトロ東西線南砂町駅の調査をする!!

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 仕事が終わった後、所用で東京メトロ東西線を使いました。

 その後時間があったので南砂町駅で下車してみました。

 南砂町駅は2面3線化改良工事が行われることが決定しており、平成30年度以降完成予定という長期工事ですが、駅改良範囲規模が大きいため、少なからず動きが出ているであろう読みであります。

 どんな感じでしょうか?

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写真-1:南砂町駅の状況

 中野方面線側に1面1線を増設し、更に西船橋方面線を若干シフトして現行ホームを拡幅する計画は、駅に近接する用地を取得できた事によるようですね。

 現行施設はコミュニティ道路と呼ばれる道路下に位置していますが、交通量の多い道路ではないため、多少の切り回し等を行いながら、基本的に用地の中で工事が進められるものと推測します。

 函体を拡張する形ですが、新しいコンコース・出入り口が既存施設に影響無い箇所に構築することからして、中野方面線の外側線の整備と新コンコースの整備を行い、中野方面線を一旦外側線にシフトするとともに、西船橋方面線を元中野方面線に移設して、現行ホーム施設の改修および西船橋方面線の移設、ホーム拡幅がなされるのかなと思います。

 こうしたステップだとすると工事条件的には悪くないものの、2面3線化が完成するまでは多少の工期を必要とするのかなと思います。

 最大の目的は2面3線化による遅延防止でしょうが、その過程で狭いホームの解消、乗車位置を変更することによる混雑均等化等、狙いはいくつかあるのかなと考えます。

 配線的には両方向とも追越しが出来そうな感じにはなりますが、施工ステップの都合で西船橋方面列車も中線を使える形になるのかなぁと思ったり(施工手順はあくまで個人的な推測です)。

 全列車が各駅停車になる東陽町の隣駅ということで、列車間隔維持の観点で通過追越しで使われる事は無いのかなぁと考えます。

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写真-2:地上部仮囲い状況(西葛西方端部)

 西葛西方の出口を出て、コミュニティー道路に向かって進むと、コミュニティ道路の海側に工事用のフェンスが構築されており、工事範囲が囲われていました。

 中の状況は一切確認ができませんでした・・・

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写真-3:地上部仮囲い状況(西葛西方から東陽町方を望む)

 コミュニティー道路に沿って仮フェンスがビッチリ立ち並んでいます。

 コミュニティー道路は一方通行のようで、遊歩道的なインターロッキング仕上げの歩道がありますが、このスペースは有効に活用されそうな気もしますね。

 少なくとも西船橋方面線の拡幅時には写真で言う右側ゾーンが工事施工エリアになるはずなので、切り回しはあるのかなと。

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写真-4:地上部仮囲い状況(東陽町方端部)

 東陽町方端部付近です。

 けっこうざっくりとした状態で、工事現場の匂いはまだしないので、動き自体はこれからかと思います。

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写真-5:地下駅ホーム現状

 当然のごとく地下ホームに動きは有りません。

 それほどスペース的に余裕がある函体ではないので、拡張に伴う側壁撤去は営業線から切り離して行いたい感じもします。

 よって、壁を残したまま拡張側に1面1線の施設を構築し、中野方面線を切換えた後に旧中野方面線周囲を工事範囲として閉鎖し、壁を撤去するといった形になるのかなぁと漠然とイメージしましたが、実際の施工手順はおいおい見えてくるでしょう。

 面白そうなので、動きが出てきたら工事調査巡回コース入りでしょうか(笑)。

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写真-6:おまけのオフピーク掲示

 南砂町駅のピークは8:00~8:30の30分とのこと。

 混雑率が高い東西線ではありますが、60分間で見た場合、特に混む30分間とその前後は多少差があることを過去の調査で確認しています。

 すなわちその30分間の混雑が激しいという事でもありますが、そうなると最混雑区間の交互発着は効果が大きそうですよね。

 あと地味に乗車位置が編成中央にシフトするのは混雑分散の意味で影響が有りそうです。

 いずれにしても期待が出来る施策ですね!!

 以上です。