写真－１：改良工事概要

　現在進められている改良工事の概要ですが、駅の掲示が分かりやすいので示します。

　・改札階から地上までを結ぶエレベーター新設（増設）
　・改札階から地上を結ぶ新設ルート整備およびエスカレーター新設（増設）
　・改札外トイレの新設

　改良の背景としては、駅構内流動の改善および利便性の向上といったところでしょう。

　秋葉原駅はロケーション上、昇降設備を乗り継いで地上に出る必要がありますが、ルートの良し悪しで利用頻度に差が出ており、ラッシュ時を主として一部通路の混雑が顕著だったようで、別ルートの整備・改善を行う事で、利用の分散を図る意味合いがあるものと捉えています。

　既に改札内設備については改良工事が完了しており、新たな地下構造の構築が必要な改札外設備の整備が残っていましたが、大方目途がたったのかなというのが現地を見た印象であります。

写真－２：ＥＶ乗り場地上部状況

　新設ＥＶですが、現在のものよりＪＲ改札からは遠い位置になりますが、ＴＸの改札位置から近いため、トータルの移動距離は殆ど変らず、既存ＥＶの補助的施設になるものと推測されます。

　既に地上階においても施設外観が姿を見せ始めており、内部施設の施工にシフトしているかもしれません（完成時期から逆算して）。

写真－３：新設通路／既設Ａ２通路合流部状況

　改札から新設ＥＶ乗り場を介してＡ２出口にダイレクト接続する新設通路の上層合流部の状況です。

　既に既存構造物と繋がっており、仕上げ関係に施工がシフトしているのが分かります。

　Ａ２出口からの通路は、エスカレーターが上りしか無く、改札階に対してやや遠回りルートのためＡ１出口と比べて敬遠傾向があるように見受けられるのですが、この通路新設により下りは階段でも実質的な移動距離が短くなるので、利用頻度は高くなりそうです。

写真－４：新設通路／改札階合流部全景

　同じく新設通路の改札階合流部の全景です。

　改札口の目の前に通路が新設される形になり、上り方向はエスカレーターもあるので、利用されそうな予感がしますね。

　既に仮囲いが軽微なものになっており、前述部分と同様に仕上げ段階になっているようです。

写真－５：新設通路／改札階合流部状況

　合流部をもう少し見てみると、壁面や天井仕上げ等がこれから行われることが分かります。

　もうすぐ完成ですね!!

　以上です。