2012年9月26日

TX2012年10月15日改正ダイヤを分析する!! (1)朝ラッシュ時編

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 つくばエクスプレスが2012年10月15日にダイヤ改正をしますが、駅で配布されていた時刻表で新ダイヤの時刻が分かったので、時間帯別に分析したいと思います。

 その(1)として、朝ラッシュ時ダイヤです。

 快速の通勤快速化と車両増備に伴う増発対応等大幅な改正となりますが、実際のところどのような変更になっているのか、その意味合いについてコメントします。

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 <朝ラッシュ時ダイヤの変更経緯>

 2005.08.24 開業時ダイヤ 快速4本、区間快速4本、普通8本の計16本
 2006.12.08 ピーク帯の普通八潮待避を廃止 本数は変わらず
 2007.10.18 八潮発普通1本増発 計17本運転に
 2008.10.01 普通2本増発と普通1本の八潮待避見直しでピーク60分間の本数は計20本に
 2009.10.01 混雑均等化に向けて一部列車のスジ見直し
 2010.10.01 下り方面の改善(上り方面は変更なし)
 2012.10.15 快速の通勤快速化、ピーク帯前後時間帯に普通増発で本数は計22本に

 このような形で開業以降、車両増備がなされた際には増発、そうでない場合はスジの見直しを行うことによりダイヤの改善が図られてきました。

 今回は車両増備により増発対応が可能なことから、比較的変更してきた印象です。

 以下、新旧ダイヤを比較してみたいと思います。

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 <従来ダイヤについて>

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図-1:従来ダイヤ

 北千住着7:30~8:30の1時間で見ると、快速2本、区間快速6本、普通12本の計20本の運転です。

 快速、区間快速は流山おおたかの森で普通と緩急接続するパターンになっており、流山おおたかの森~秋葉原間は全列車が先着する形です。

 混雑面については北千住発8:02の快速が最混雑列車となっており、前後30分間の区間快速と普通は殆ど似たような混雑になっており、普通が遅延傾向にあるためスジの調整が図られたのが最近の状況であります。

 <参考:2009年9月の朝ラッシュ時混雑状況調査>
 https://okiraku-goraku.com/2009/09/post-471.php

 8時前後の最ピーク帯については快速の混雑が目立つものの、八潮始発の普通が前後の普通の混雑を吸収している面もあり、平均混雑率はピーク前後と比べて際立って高いという事にはなっていません。

 しかし、快速を快速スジで設定するがゆえに混雑面のバラつきが避けられないというのが課題になっていました。

 また、最ピークの混雑緩和が急務であったため、2008年のダイヤ改正でまず8時前後の改善が図られましたが、その結果、むしろ最ピークの前後時間帯にピーク帯以上に混雑する列車が出てくるようになってしまっているというのが実状であったものと思います。

 この是正が2012年10月15日改正ダイヤの狙いであるということになるでしょう。

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 <新ダイヤについて>

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図-2:新ダイヤ

 北千住着7:30~8:30の1時間で見ると、通勤快速2本、区間快速6本、普通14本の計22本の運転です。

 快速、区間快速は流山おおたかの森で普通と緩急接続するパターンになっており、流山おおたかの森~秋葉原間は前列車が先着する形は従来ダイヤと同様です。

 これだけ書くと、快速が通勤快速になり、普通が増発されただけのように感じられますが、新ダイヤはダイヤ構成を大きく変えていることに気づきます。

 まず、30分サイクルからの脱却がなされた事が挙げられます。

 従来ダイヤは開業ダイヤ以降形を少しずつ変えつつも、快速が30分間隔に設定されている所が格子になって30分サイクルを維持してきましたが、新ダイヤでは崩しました。

 つくば発6:56発の快速は北千住着時刻が同じになるように通勤快速スジに変更しましたが、つきば発7:26発の快速は、守谷からおおたかの森あたりの中間区間の時刻が同じになるような形で通勤快速に変更しました。

 このため両列車間の間隔は32分間隔になったことにより、ここに普通の増発スジを挿入する形をとりました。

 守谷7:06から7:38の32分間は8分サイクル(優等1本、普通2本)×4といった形になりました。

 以前の増発改正ダイヤで新設された「守谷から無待避で秋葉原まで走る普通」が増えた形になったのは、このパターンが北千住着における区間快速との混雑バランスの上でうまくいったという形なのかなと思います。

 前述の過去の混雑調査でも、なかなか良いバランスに収まっていると思われ、この8分サイクル時間帯は手堅い結果が得られそうです。

 従来ダイヤにおいて最混雑であった北千住8:02発の快速は通勤快速になり、停車駅増に伴い更に混雑が増すという見方もあります。

 この点について、従来ダイヤの快速がなぜ混んでいたかと言えば、スジが立っているがために守谷、流山おおたかの森、南流山における前列車間隔が他列車より広いからであり、新ダイヤにおいては直前の区間快速との間に無待避の普通が挿入設定された事や、八潮始発と八潮で接続することから、近距離区間の集客も前後普通と適度に分担する形になるので、新ダイヤがこなれてくれば快速時代よりは幾分空くのではないかと考えています(推測ですが)。

 落ち着いたら混雑調査がしたい感じですね!!

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 <新旧ダイヤを比較する>

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図-3:新旧ダイヤ比較

 以上、新旧ダイヤについてコメントしましたが、ダイヤそのものの変化はどのような感じか、スジが変わった部分は緑色、増発部分はピンクでハッチングしてみました。

 すると、ピーク60分間の大半にハッチングがかかってしまいました。

 前述の通り、サイクルを幾分崩したこともあるので、この結果はなるほどなぁという感じです。

 このサイクル変更に伴い、つくば~守谷間の停車列車の間隔が良くなったり、どちらかというとメリットのほうが大きいように感じた次第です。

 増発列車と延長運転列車はソース通りであることも確認できましたし、スッキリしました!!

 以上です。