2012年11月28日

京王線2013年2月22日改定ダイヤについて考える!!

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 11月5日に京王公式プレスで来年2月22日にダイヤ改定が実施される旨の予告発表がありました。

 通常の発表の仕方とは若干意味合いが異なるような気がしますが、調布駅地下化時のダイヤ修正段階から先の対応告知をしていた事も含めて、今回はこういうスタンスなのかなと思います。

 で、発表された中身ですが、オイラが想像していたよりも大きく変えてきたなぁというのが率直な印象でして、相模原線に以前とは停車駅が異なれど特急が再設定されるとは思ってもいませんでした。

 また、区間急行の設定や快速の停車駅変更が行われるなど、プレスタイトルの通り「ダイヤの刷新」という表現にあったものになっていると推測します。

 しかし、「刷新」という表現であるからこそプラスマイナスの内容があるものと思われ、当然利便性向上が図られるケースもありそうですが、逆もまたしかりという感じもします。

 そういう含みを前提にプレス内容を考慮しつつダイヤ想定を繰り返してみたものの、平行して実施していた利用状況調査で感じた輸送構造上の要改善点をプラス側に変えるパターンが見いだせず、やはり何か根本的なところの「読み」が間違っているのかなぁと考えていたところです。

 そんな状況でして、これ以上考えても駄目っぽいこともあり、今回はプレスの感想と自分なりに考えた想定ダイヤについてコメントしたいと思います。

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 <相模原線の特急新設について>

 ・新宿~橋本間の運転で相模原線内の停車駅は現行の急行停車駅
 ・運転時間帯は平日9時台、土休日7時台から22時台まで、20分間隔
 ・早朝にも2本の上り特急を設定

 プレス冒頭の項目でして、今回の目玉と言えましょう。

 この内容を見たとき、最初に感じたのは相模原線系統の特急が増発になるのか置き換えになるのかという事でした。

 京王線系統の利用率が高い現準特急を置き換えてまで相模原線の特急を設定する意味合いは、相模原線内が急行停車駅で設定された事からして感じられず、希望としては増発であったほうが良いのかなとは思います。

 ただ、新宿~調布間を増発で設定する場合10分サイクルパターンを崩すことになり、既存列車のパターンを極力維持しようとすると、特急の続行が避けられず、その場合特急の利用率に大きな差が出来てしまいます。

 現行のパターンであるからこその特急系の利用率は続行となれば利用率は確実に下がり、特急であるが故に新宿口で下位優等や各駅停車からのシフトも見込めず、結果他の列車のほうが混むといった事も考えられます。

 増発であるとすると、この続行に対して適当な利用バランスになるように下位列車を要所で接続させることが求められますが、それはすなわち現行の疑似10分サイクルを崩すことになり、あんまり利用しやすいパターンにはならなそうです(オイラは想定できませんでした・・・)。

 以前の橋本特急設定時と同様に増発分は徐行を許容するというパターンもあるかもしれませんが、それはあんまりかなぁという気がします。

 そんな訳で、オイラとしては置き換えの可能性のほうが高いのではないかと考えています。

 そう考える理由として、冒頭書いたとおり「刷新」という言葉が引っかかっているのと、設定時間帯が現行の準特急運転時間帯と一致していることと、京王線系統の特急停車駅に分倍河原と北野が追加されたことで、特急と急行の停車駅差が1駅しか無くなったという3点を挙げます。

 準特急を事実上の特急にするというイメージは以前からあり、望ましいとは考えていましたが、実際にそうなる事が確認できると、京王線系統の必要な優等機能は速達から利便性にシフトしているという事を改めて感じる訳でして、そのあたりに相模原線との優等リソースのトレードの芽というものが出来たのではないかと考えます。

 京王線の調布以遠は準特急がベスト、相模原線の調布以遠は急行がベスト、ただ利用状況を踏まえ今後を見据えて相模原線の利便性を上げていきたいと考えるならば、調布で急急接続さえすれば、起点方の混雑は現行と同等になりますし、京王線側に急行を振っても利便性は大きく下がらないと捉えることもできます。

 単なるスジのトレードだと現行パターンと大きく変わらないという感じもしますが、終日で見たときに調布駅の施設変更の意味が見いだせるのであれば、それはそれでアリかなぁとは思う次第です。

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 <区間急行の設定について>

 現行の通勤快速を通勤時間帯以外にも設定することから種別変更という形で登場する区間急行ですが、元々が万能な通勤快速という事もあり、どのように設定されるか読みが難しい列車です。

 相模原線特急の設定に伴い、日中の相模原線内を各駅に停車させるための急行の格下げ列車という見方が「通勤時間帯以外の使い方」の主であると思う訳ですが、これもなんかしっくりこない感じ。

 通勤快速が併存ではなく無くなることから、朝ラッシュ時の通勤快速は区間急行として走るものと思われますが、都営線内は各駅停車であるだろう事を考えると、日中時に都営線内を急行として走る区間急行という2つのパターンが出てきてしまいます。

 ハッキリしませんが、新宿における「種別変更」は完全には無くならない気がしますし、実施するなら通勤時間帯のほうが利用者が慣れていていいと思うので、ラッシュ時は新宿で種別変更、日中時は区間急行がスルーといった感じでしょうか。

 都営線内急行で京王線内も急行という運用がどれだけ残るのか、相模原線特急の運行時間帯から察するに、少ない設定かもしれません。

 ん~、どうなりますでしょうか?

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 <快速の調布以遠各駅停車化について>

 快速が京王線方面についても調布以遠各駅停車となります。

 現在の快速が日中時の新宿~橋本間運転が主であることから、この変更には運行形態変更の意味合いが強くあるとは感じられますよね。

 調布以遠の各駅停車本数確保の観点であるとすれば、快速を相模原線方面だけではなく、京王線方面に走らせる部分に、相模原線方面に各駅停車を振る意味合いが含まれる訳で、疑似10分サイクルが20分サイクルになるであろう事がおぼろげながら感じられます。

 現行のパターンを維持するのであれば、特急系と調布で接続しますので、そこから各駅停車になるスジは使い勝手が良くなりそうです。

 ただ、別の見方として、この停車駅設定の狙いがラッシュ時という考え方もできるんですよね。

 日中時にまったく走らないという事も、各駅停車が再び増発されるならば、無くは無いと考えます。

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 <日中時想定ダイヤの提示>

 先日twitterのほうでUPさせて頂きましたが、色々スジを想定した結果、唯一何とか組めたパターンを掲載しておきます。

 前提は以下の通りです。

 ・特急は京王八王子系統と橋本系統を交互に20分間隔に運行。
 ・優等の新宿~調布間の徐行を極力無くすため、快速の運転は取りやめ。
 ・高尾山口系統急行と都営線直通区間急行を交互に20分間隔に運行。
 ・各駅停車は橋本系統、京王八王子系統、つつじヶ丘系統の3本を設定。
 (つつじヶ丘系統はつつじヶ丘~調布間回送の上、高尾山口系統各駅停車にする)
 ・都営線内のパターンは現行とほぼ同じのスジずらし対応。

 ◆笹塚~調布間の運転本数は?

 現行の笹塚~調布間18本体制+回送パターンを維持するか、21本体制にするかという判断もありましたが、想定するなら難しい21本体制のほうかな?という事で、21本走らせるとすれば・・・という事で想定を続けた結果、各駅停車が20分サイクルに3本あっても、待避箇所を増やせば優等がそれほど徐行しないパターンでも行けそうだと判断しました。

 従来パターンだと、各駅停車のスジがカツカツという事もあり、桜上水・つつじヶ丘待避パターンは厳しいと考え、快速を区間急行と各駅停車に機能分散したこともあり、急行と各駅停車の緩急接続に配慮しました(従来の夕ラッシュ時と同様の考え方です)。

 ◆特急について

 特急については9本設定されても良いと思いますが、前述の通りパターン上という事ではなく利用率均等化の観点でダイヤが組めなかったため、今回は6本で想定しました。

 6本なら等間隔で設定したいところでしたが、21本運行するとなると疑似10分サイクルサイクルにすることが出来ず、新宿~調布間で11・9分間隔のパターンとせざるを得ませんでした。

 一番こだわった点として、調布~府中でスジが寝ないようにしたく、京王線系統を20分サイクルに特急1本、急行1本にした点を活かし、11・9分間隔のズレを活かしつつ、調布始発各駅停車を駆使することで、特急と急行のスジを起こすことにしました。

 停車駅が同等となる府中~北野間で優等が等間隔になった点は都合が良かったです。

 ◆急行系について

 相模原線系統に特急のリソースを割り当てるのであれば、最低京王線新宿発として急行を設定する必要があると考え、調布で相模原線特急と急急接続する形で急行を設定しました。

 これと対となるよう区間急行を都営線系統で設定し、3本ある各駅停車との接続パターンをずらすことで、従前の快速の機能を急行に持たせつつ、パターン構成をしました。

 結果、区間急行は調布で急急接続が無い形になってしまいましたが、こうしないと調布における特急系が受け持つ相模原線方面各駅停車の本数が一律にならず、接続が悪い形になるも仕方ないと判断しました。

 ここは要改善点と思うも、より良いパターンが思い浮かばなかったので、今後の課題としたく・・・

 ◆各駅停車について

 20分に3本設定しましたが、待避が増えており、本数が増えた事で所要時間増をごめんなさいした形の設定です。

 つつじヶ丘の回送折り返し設定がうまくいくならば、20分に2本という設定でも何とかなりそうな感じでしたが、疑似10分サイクルが組めなかったため、今回は3本ということにしました。

 スジの都合上、3本のうち1本をつつじヶ丘~調布間回送としましたが、快速に種別変更するならば営業運転のままでもいけそうかな?とは思いますが、分かりづらいのでやめました。

 ◆想定ダイヤ(平日日中時)

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図:相模原線特急を20分間隔に設定する想定ダイヤ

 一応形にはなったものの、予想という観点ではあんまりですね(苦笑)。参考程度に・・・

 新宿~調布間の利用のバランスが良くなるように接続を配慮しましたが、前述の通り、調布における相模原線方面の接続がうまく行きませんでした。

 京王多摩センターで緩急接続という形としましたが、特急が便利なので、区間急行と各駅停車についてはごめんなさいという側面が多分にあります・・・

 その点をして相模原線の特急が設定されたのだと言うつもりは有りませんが、何となく疑似10分サイクルが20分サイクルになる弊害の中で、優等のリソース見直しが必要だったのかもしれないなぁとは感じた次第です。

 今回はこんなところで勘弁願います。

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都交の経営計画を見ると、京王線のダイヤ改正に合わせて都営新宿線でも白紙改正を行うようです。また、京王のプレス発表から、途中駅での種別変更を極力避けたいことが伺えます。もしかしたら、昼間の都営線内での急行運転にも変化があるかもしれません。

たとえば、都営線の優等が快速になる(京王線内でも快速運転)とか
そもそも優等運転をやめて京王線の各停がすべて都営線直通になる(逆に京王線新宿駅発着はすべて優等)といったような可能性もなくはないと思います。

もやもやしますね。

実は…
調布で
・特―特接続
・快―各接続 or 各―区接続
になるのではないかと予想しています。

つまり、現行のパターンを原則維持、本数加算なし。京王新宿発の急行または快速を橋本行特急に置き換え後追い、京王新宿または新線新宿発の本線快速を現行の調布各―各接続用に、逆パターン時は区間急行を調布各―各接続用というイメージです。

この場合、つつじヶ丘折り返し各停もなくせるほか、種別変更もなし、京王新宿における一般乗客の利用イメージもほぼ変わらず、準特急の新宿―調布間負荷分散が可能になりませんでしょうか。

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