2013年2月28日

2013年2月23日京王線調布駅利用状況調査

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 2013年2月23日に京王線調布駅において、利用状況調査をしました。

 新ダイヤ2日目という事で、初期段階の状況確認という形となりますが、橋本特急新設に伴う新宿方の利用状況を上下別に確認しました(別フロアなのでね)。

 以下、コメントです!!

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図-1:調布駅利用状況調査データ(上り出発時)

 上りについては、京王線系統の特急・準特急の利用率が高く、相模原線系統の特急はその半分、急行・快速は更にその半分、各駅停車は更にその半分といったところです。

 上位列車の利用率が高いのは以前のパターンと同様ですが、相模原線系統の特急が純増となり、集客した分だけ他列車の利用率は下がっていると思います。

 その下がり具合が良い感じに分散されているようなので、パターン的には良さそうです。

 特急の続行に関しては、ダイヤパターン上調布において下位列車からの乗り換えがある程度のウエイトを締めている事から、先発列車が混む形にはなると思われ、相模原線系統が先発するほうが2本の利用バランスが良くなるかもしれませんが、現行のパターンでも先発特急が混んでいるという状況でもないため、これはこれで良いのかと思います。

 相模原線特急が下りは先発、上りは後発設定なのは、特急を2本待避する快速の停車時間削減の意味合いもありそうですよね。

 下りなら別系統同時発車、上りなら別系統同時到着が可能なパターンのほうがダイヤ確保の面で望ましいかと思います。

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図-2:調布駅利用状況調査データ(下り到着時)

 下りについては上りとやや状況が異なります。

 京王線系統の特急・準特急の利用率が高いのは同じですが、相模原線系統の特急の利用率も京王線系統特急・準特急の80%程度と高く、一方で区間急行の利用率が快速と比べても低いといった感じで、相模原線系統特急設定の他列車への影響の出かたに違いがありますね。

 京王線系統の特急と準特急の利用状況に差が無いことから、相模原線系統の特急が設定されることにより、両列車から適度にシフトしている事が伺えます。

 あと、相模原線系統特急の主利用者である相模原線方面利用客が従来はどの列車に乗っていて、新ダイヤで相模原線系統特急にシフトしたかについてですが、座っていくことを考えれば快速という選択肢もありましょうし、相模原線内優等として急行を利用していた人は橋本特急に自然とシフトする形になるのかと推測します。

 区間急行は従来ダイヤでは快速と同等程度の利用があったのに、新ダイヤではぐっと利用が減っています。

 おそらく相模原線系統特急にシフトしたのではないでしょうか。

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 以上、上下とも相模原線特急純増に伴い他列車の混雑緩和が図られ、特に利用率が高い特急系の混雑緩和が図られ、バランスを崩していないところは改善であると思います。

 ダイヤパターンの「続行運転」という部分に輸送バランスのバラつきをイメージしていたところですが、実際にはそれなりのバランスになっていますね。

 今後続行の2本目は空いているという事が認識されれば、ある程度分散も図られそうですし、当初時点でこの状況であれば、まったく問題はないと思います。

 以上です!!