2013年3月21日

2013年3月20日JR南武線稲城長沼駅工事調査

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 2013年3月20日JR南武線稲城長沼駅の高架化工事状況を調査しましたので、報告します!!

 状況としては、下り線の高架化後、地上部の仮下り線が撤去され、その部分に上り線となる高架橋・ホームの構築が進められていました。 

 以下、コメントです。

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写真-1:地上ホームから高架橋を望む(矢野口方)

 矢野口方は用地スペースの関係で、地上部の仮下り線運用時にも大半の高架橋構築が出来ていました。

 しかし駅付近となると施工できない範囲があった訳ですが、仮地上線の撤去、仮下りホーム撤去に伴い、その部分については高架橋構築が進捗した模様です。

 完全ではない所は、連絡通路の存在上仕方ないところでしょう。

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写真-2:地上ホームから高架橋を望む(南多摩方)

 南多摩方の状況ですが、仮上り線の脇に防護柵が建てられ、旧仮下り線部分も施工範囲になっている事が分かります。

 連絡こ線橋は位置が仮下り線脇に寄っており、以前から位置が変更になっていますね!!

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写真-3:構内案内図

 構内案内図です。

 改札口から下り高架ホームへは仮下り線を越えて迂回する移動経路となっており、下り線高架化時から変化がありませんので、上り線高架化までこのままという事のようですね。

 一時的とはいえ不便な状態になっていますので、右下に上り線の高架化時の時期が記載されており、暫定期間を示しています。

 この記載によると平成26年春頃上り線が高架化されるとありますが、最終の2面4線構造ではなく、上り線は暫定1線状態で高架化するようです。

 2面4線化(鉄道工事完成)時期も示されており、平成27年春頃との事です。

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写真-4:高架橋構築状況(矢野口方)

 高架橋構築状況ですが、矢野口方については連絡こ線橋の脇まで高架橋の構築が進められており、高欄の位置から最終2面4線段階の端部まで構築されている事が分かりますが、スペースの関係からか前述の通りまずは1線のみ高架化する形となります。

 よって、軌道は奥に見えている1線のみ整備されており、電架柱も上り線側は仮支柱で支える形(下り線高架化時に整備済)のままとなっています。

 このまま上り線の高架化となるのか、進捗により出来る限り最終形に近づけるかは、現段階では分かりません。

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写真-5:ホーム構築状況(矢野口方)

 上りホームの構築状況ですが、ホーム桁が架設完了し、面整備にシフトしているところです。

 ホームのすぐ奥に地上から構築されている防護工が見えており、ギリギリのところまで整備する形のようですが、ホーム桁の形状を見る限り、ホームそのものとしては最終幅まで整備できるようです(一部出来ない箇所とかあるかもしれませんが)。

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写真-6:ホーム構築状況(南多摩方)

 南方も同様の状況で、地上から資機材を吊り上げる門型クレーンが設置されているのが確認できます。

 支点がレールになっていて、営業線に囲まれた場所でなかなか上手い施設が作られたものだなぁと思った次第です。

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写真-7:高架橋構築状況(南多摩方)

 南多摩方も駅ホーム部構築部を越えたあたりから、端部高欄が設置されている範囲も確認することが出来ます。

 軌道の敷設も完了しており、ホームまわりの構築が完了したら、電気設備等の整備がされるものと思われます。

 簡単ですが、以上です!!

 また機会があったら確認しますね♪