2013年3月11日

【続】京急横浜駅の朝ラッシュ時利用状況を見る!!

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 京急横浜駅における朝ラッシュ時の利用状況を見る機会があったので、7:30~8:30の1時間調査をしてみました。

 昨年のダイヤ改正で羽田空港系統の特急が増発されましたが、どのように機能しているのか確認した次第です。

 なお、学生さんの春休み期間かつ月曜日という事もあってか、通常期と比べるとかなり空いている状況でしたので、あくまでサイクル中のバランスチェックという事で考察したいと思います!!

 <比較参考:旧ダイヤ10月18日調査>
 https://okiraku-goraku.com/2012/10/post-913.php

 以下、コメントです。

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図:横浜駅7:30~8:30利用状況データ

 <全体の傾向>

 混雑率そのものは通常期よりかなり空いており、特に混む中間付近の減少量が多いようです。

 編成両数の多い優等が全体的に減少しているのに対して、6両の普通は減少があっても前より車両の混雑が高めに出てしまい目立っています。

 以上、特状を除いて捉えると、本線系統の特急が最混雑で、それに迫るが後部車両がやや空く快特、ぐっと空く羽田系統特急という関係は前述の旧ダイヤ時と変わっていません。

 <緩急比率1:2時間帯の状況>

 旧ダイヤでは緩急比率1:1の20分サイクルに羽田系統特急を挿入する形で、挿入パターンだけ緩急比率が1:2になる形でしたが、昨年10月のダイヤ改正により羽田系統の特急が増発され、横浜基準で概ね7:50~8:20の間のパターンが緩急比率1:2になりました。

 本線系統特急、快特の続行、羽田系統特急、本線系統特急の続行、快特、羽田系統特急の続行という組み合わせが出来ました。

 混雑率は参考になりませんが、続行の順番の関係で1本目がある程度集客することから、2本目は幾分混雑が緩和される事がデータから伺えます。

 比較的混雑率が高い快特なり本線系統の特急を2本目にできればいいのでしょうが、8両の羽田系統特急を先発にする訳もいかず、上記のようなバランスになっているところから見て、おおむね妥当にパターンかと思います。

 最ピークの状況や、前述の旧ダイヤの調査結果からも分かる通り、後続続行であっても羽田系統の特急があると、前列車が幾分空くことが確認できており、多少の混雑率の均等化よりもパターン維持にウエイトがかかるのかなといった印象です。

 <普通の状況>

 羽田系統特急増発に伴い、普通がピーク時に若干削減された形になっています。

 その結果、間隔が開いた列車は以前よりも集客することになりますが、ピーク時間帯の前より車両の混雑が優等に迫る状況であることを考えると、立客少々の羽田系統特急にリソースを割いて良いのかなぁという疑問は浮かびます。

 普通の集客は横浜の階段の関係で決まっており、空いた車両があるので、ケアーしても空いている車両が空くだけと考えれば、まぁ良いのかなとは思いますが、通常期のピーク時間帯の普通の利用状況があまり高いようであれば、8両編成の数本のみ臨時停車措置を取るとか、エアポート急行にするなどの対応はあっても良いかなとは思います。

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 今日のところは以上程度のコメントで・・・

 利用の多い時間帯に再調査したいと思います!!