2013年4月13日

2013年3月29日小田急線地下化施設調査(8) 世田谷代田改札外編

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 2013年3月29日に小田急線の地下化した3駅(東北沢、下北沢、世田谷代田)の施設調査をしましたので、複数回に分けて報告したいと思います。

 ラストその(8)として世田谷代田駅の改札外施設の状況です。

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写真-1:南口出口付近状況

 下り線側に位置していた南口について、元々は橋上駅舎であったため階段を上がる形でしたが、その脇に地下改札口へとつながる通路が整備され、切り換えられました。

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写真-2:南口からの通路状況

 通路を進んでいくと、地上ホームおよび上下線を横断する形の仮通路を進んでいく形で、旧上りホームの外側に新設されたエレベーターもしくは階段へアクセスできます。

 上り線脇に新設された西口はかなり終点方から伸びる通路であり、下り線側からは大きく迂回する形となってしまうので、南口からの経路が整備された形かと思います。

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写真-3:西口出口付近状況

 従来上り線側の出口は北口でしたが、今回の地下化により終点方に50m移動する形となり、西口という名称に変更になりました。

 西口から駅に至るエレベーター・階段へは、緩やかなスロープ状の通路を進んでいく形となります。

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写真-4:階段およびエレベーターへの通路状況

 西口を進んだ状況です。

 ここで左側の階段を下りるか、右側の通路を進んでエレベーターを利用する形でB2階に移動する形となります。

 右奥に南口からの通路が繋がっており、南口から階段を利用する場合は、やや西口出口側に迂回する形となりますね。

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写真-5:階段状況

 階段は地上階からB1階(将来の機器室階)を越えてB2階まで移動する必要があり、相当な段数があります。

 下りエスカレーターが欲しいところではありますが、どうやら地上設備に支障せずに整備できる昇降設備がエレベーターを除いて2箇所程度のようで、階段がゼロという訳にはいかないので上りエスカレーター1基と階段という組み合わせになった模様です。

 こればかりは仕方ないところですが、少々厳しい印象を受けた次第ではあります。

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写真-6:B2階エスカレーターおよび階段状況

 上記の状況をB2階コンコースから見たアングルです。

 床面の色で分かる通り、手前の薄い灰色部分はホームになる部分、濃い灰色部分は上り緩行線になる部分です。

 今後緩行線ホーム階に至る本設の昇降設備を設置するためには、仮昇降設備はホームではない部分に設置する必要があることから、上り緩行線部分に縦列でエスカレーターと階段を配置したのでしょう。

 地上施設がなくなれば本設設備の施工が出来るでしょうから(左の仮囲い部分がそうでしょうか?)、今後の早期整備に期待したいところですね。

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写真-7:地上とB2階とを結ぶラッチ外エレベーター状況

 地上階とB2階を結ぶエレベーターの状況です。

 仮設ですので、最終形ではない位置の配置です。

 地上階の状況からこの位置になったものと思いますが、ホーム端部付近となる部分に設置されており、緩行線がホームとして使用するまでには撤去が必要であることが分かります。

 恐らく本設のエレベーターが設置されると撤去されるものと思います。


写真-8:改札口付近全景

 改札口付近の状況です。

 自動改札の通路は3通路となっており、駅規模相当の整備状況となっています。

 世田谷代田駅については、仮設状況が状況なので、早々に地上設備を撤去して本設昇降設備を構築して切換を行っていくのではないかと思います。

 仮設構造に温度差はあまり無いとは思うも、全体的に簡素なつくりという印象もありますし、そうなってほしいなぁという希望的な感想ではありますが、注目していきたいと思います。

 以上です!!