2013年6月28日

東武東上線のS57夕ラッシュ時ダイヤを作成してみる!!

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 昨日に引き続き、東武時刻表(1982:S57)をゲットすることが出来ましたので、東武東上線の夕ラッシュ時ダイヤを作成してみることにしました。

 8分サイクルに優等1本、普通2本が設定されるパターンになっており、自社線内の都合でサイクルを決定している感じが今と異なって興味深いところですね!!

 以下、ダイヤとコメントです。

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図:東武東上線夕ラッシュ時ダイヤ(1982年)

 <全体概要>

 池袋発18時台をみると、17時ちょうどから続く16分サイクルの続きが18:36まであり、19時以降の30分サイクルへと繋がる24分サイクルが続きます。

 16分サイクルは急行1本、準急1本、普通4本となっており、緩急比率2:1のパターン2組、24分サイクルは急行1本、準急2本、普通6本となっており、緩急比率2:1のパターン3組という構成です。

 よって基本的には8分サイクルが7.5組あるパターンと言えましょう。

 全体では急行4本、準急4本、普通15本の計23本の設定です。

 <ダイヤパターンについて>

 池袋~成増間では優等が普通を2本追い越す設定で、急行が成増、志木で緩急接続し、川越市で片接続するという基本的なパターンを維持しています。

 準急も川越市まで先着となっており、急行と同様の機能を果たしていたものと思われます。

 普通については16分サイクル中の4本が川越市、上福岡、志木、成増行で設定され、漸減ダイヤの調整も良い形で組まれていますね。

 8分サイクルを基本とするパターンは今では採用しがたいところでしょうが、この時代においては緩急比率2:1パターンを夕方必要な輸送力にするためサイクルを短縮した形とした感じでしょうか。

 これはこれでアリだと思います!!