2013年9月 2日

2013年9月1日京急線京急蒲田駅施設調査

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 2013年9月1日に京急線京急蒲田駅の施設調査をしました。

 8月8日に使用開始したエスカレーターと2階ホーム待合室の状況を見るためです。

 以下、コメントです!!

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写真-1:改札回コンコース状況

 改札口を入ると、前方に2Fホームへのエスカレーター、3Fホームへの直通エスカレーターが2基配置されています。

 その後ろ側には工事用仮囲いが設置されていましたが、今回の下りエスカレーターおよび階段の使用開始により、仮囲いが取り外され、コンコースはかなり広々としたものになりました。

 まだ壁面側に仮囲いがあるなど最終形になっていない部分もありますが、概ね完成形になったようです。

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 今回2Fホームと3Fホームを結ぶ上りエスカレーターが新設されたことで、この2基のうち左側の2Fホームへのエスカレーターに乗っても、その先で3Fホームに移動できるようになりました。

 しかし、そもそも直行エスカレーターがある状況なので、その事による案内掲示の変更はありませんでした。

 現時点で2Fホームへの移動、3Fホームへの移動で分離している状況ですから、バランス面で考えても変えてはいけないですよね。

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写真-2:改札階新設下りエスカレーターと階段状況

 つづいて今回使用開始した2Fホームから改札階への下りエスカレーターおよび階段です。

 位置的に最も改札に近い下り昇降施設であるため、すでに完成している起点方の下りエスカレーターともども使用されることになりましょう。

 エスカレーターは2人用幅タイプで、階段幅はエスカレーターより少々広い程度です。

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写真-3:2Fホーム階新設エスカレーター状況

 2Fホームから3Fホームへの上りエスカレーターを全体的に見た状況です。

 改札階から2Fホームへのエスカレーターの先に新設されました。

 前述のとおり、乗り継ぎ利用はあまり考慮していないところもあり、2つのエスカレーターはやや離れ、改札階から2Fホームへの流動と、2Fホームから3Fホームへの流動が交錯しない程度のスペースは確保されているようです。

 その結果、改札階からの直通エスカレーターとは3Fホームにおいて位置がずれていますが、それも流動上あえて離しているくらいの状況ですね。

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写真-4:2Fホーム待合室状況

 前述の2Fホーム~3Fホーム間の上りエスカレーター、および改札階~2Fホーム間の下りエスカレーターの間のスペースに2Fホームの待合室が設けられました。

 3Fホームとは位置がやや異なっており、昇降設備の配置等を踏まえて設定されたようです。

 形状もスペースの関係でL型になっているのが特徴的ですね。

 規模は3Fのものとほぼ同等といったところです。

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写真-5:3Fホーム階新設エスカレーター状況

 3Fホーム階の新設エスカレーター降り場付近状況ですが、隣接して改札階からの直行エスカレーターがあるため、その流動を阻害しない形になっていることが分かります。

 新設エスカレーターの高欄もガラスを用いた薄型タイプで、極力ホーム流動を阻害しないようにしているようですね。

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写真-6:現在の構内施設状況図(案内図)

 今回の使用開始により、予定されているエスカレーターは総て完成しました。

 残すところは改札階と2Fホーム(5番線側)を結ぶ階段のみとなっています。

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 こうして構内図を見ると、改札口に近い位置に上りエスカレーターが配置され、その外側に下りエスカレーターが配置されている事に気づきます。

 改札口が1箇所であるため、駅の乗車はかならず同じ位置ですが、降車は列車停止位置の幅広いエリアからという事を考えると、このような配置になるのも合理的です。

 エレベーターの配置も改札口付近になっていて移動距離が短くなっていますし、なかなか配慮された配置だなぁと改めて感じた次第です。

 以上です!!