2013年9月12日

東急東横線の夕ラッシュ時上り方面の利用状況を見る!!

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 東急東横線の渋谷、自由が丘、武蔵小杉、菊名の4駅において、1サイクル(15分)ずつ上り方面の夕ラッシュ時利用状況を確認しましたので、報告します。

 以下、コメントです。

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図:渋谷・自由が丘・武蔵小杉・菊名4駅利用状況データ(15分1サイクルずつ)

 <調査趣旨>

 夕ラッシュ時は、日中時と異なり菊名系統の各駅停車が15分間隔に設定されるため、15分サイクルずつ効率的に調査ができるという事で、主要4駅で調査をした次第です。

 確認したかった点は「菊名系統の機能」でして、先週ダイヤ想定で菊名系統を直通線(新横浜方面)に振ることができるかどうか?という事であります。

 結論から見ると、武蔵小杉における利用率の低さから、この列車を新横浜に振ることはさしたる問題は無さそうかなぁといったところです。

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 <全体の状況>

 4駅調査結果なので、利用そのもののグラフではなく、15分1サイクルにおける各列車種別の利用分担率のグラフにしました。

 見てわかる通り、菊名と武蔵小杉は優等が利用の大半を担い、自由が丘あたりまでで各駅停車の利用が増え、渋谷においては半々程度の分担になります。

 優等自体の利用はほぼ全区間一定で、通し利用よりも区間利用が多いのかと考えます。

 調査箇所の選定として、ホーム上の入れ替わりの確認も含めていましたが、やはり緩急接続だけではなく駅自体の乗降があるようですね。

 自由が丘は大井町線乗り換えを含めた乗降が結構あるので、優等は各駅停車から乗り換えで増えるだけではない事が確認できたのは収穫です。

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 <菊名系統各駅停車の利用状況から見る優等の芽>

 スジ設定上、菊名系統の各駅停車は急行を救済すると見ていましたが、やはり渋谷寄り区間である程度集客し、その結果急行が通勤特急程度の利用に収まっているのは良いですね。

 この機能は仮に各駅停車でなくとも果たせるものではありますが、近距離区間の各駅停車は利用が一気に増える事から、停車駅が少ないことによる機能悪化はあるでしょうし、急行程度の停車駅はあることが望ましいのかなと考えます。

 よって、オイラ個人として現行15分サイクルの緩急比率を2:3とするならば、優等は急行タイプが多いことが望ましいと考えています。

 狙い利用で集客すると捉えることも出来るので、日中時帯であれば特急タイプでも良いかなという気もしますが、時間帯により使い分けというのも有りかもしれません。

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 簡単ですが、以上です!!