2014年10月 9日

コースター評価:アクアウインド(ラグナシア)

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 この夏に乗車したラグナシアのアクアウインドの感想・評価をしておきたいと思います。

 以下、コメントです。

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写真-1:アトラクション建物全景

 ラグナシアがモチーフのあるテーマパークであり、アトラクションもこれに沿った造りになっているものの、レイアウト上独立した施設で出来ない部分があります。

 アクアウインドの乗り場が正にそれで、場所的にビバ・ピアッツァという建物の一角に配置していることから、外観を見るととてもコースターの乗り場入口とは思えない状況です。

 この建物を入り奥に進むと幾分待ち列ゾーンがあり、進むと乗り場という構造です。

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写真-2:乗り場・車両状況

 車両は4人乗りの1両編成で構造的にはミニコースターという事になりましょうか。

 乗り場は2両が縦列できる程度の長さのホームになっており、乗車ゾーンと降車ゾーンに分かれています。

 ハーネスは前から腰まで降ろすタイプですね。

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写真-3:リフトアップ巻き上げ状況

 乗り場は建物の中ですが、出発すると90度旋回してすぐさま外に出てリフトアップ巻き上げとなります。

 決して高さは無いものの、周囲の景色、ラグナシアの雰囲気も相まってなかなかの景観です!!

 特筆すべきはリフトアップの最頂部でやや加速が増す形でファーストドロップに繋がる事です。

 車両が1両という事もあり、その変化が何とも言えない刺激です!!

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写真-4:ファーストドロップ状況

 かなり急な旋回かつ勾配でドロップしていきます。

 外から見るとかなり線路がひねられているように思えますが、乗り心地は驚くほど良く、気持ちよくドロップしていく事に感動しました。

 最初の部分はややひねりがありますが、後はスムーズな曲線かつ勾配を経て、途中から上り勾配となり、リフトアップ最頂部の真下に戻っていきます。

 なかなか面白いファーストドロップですね!!

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写真-5:ヘアピンカーブゾーン

 その後はマッドマウス系によくあるヘアピンカーブゾーンに突入します。

 結構な速さでバンク角度の無い急曲線を旋回するため横に体が持って行かれる感じで面白いです。

 ここが楽しめるのも乗り心地が良いという部分が大きそうです!!

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写真-6:下り勾配の水平ループから建物に突入

 ヘアピンカーブを抜けると、多少のドロップ後時計回りの下り水平ループになります。

 回転半径が小さいため、水平ループというより螺旋形に落っこちていく感じでしょうか。

 その後建物内に突入し、今度は反時計まわりの上り勾配水平ループとなります。

 建物内の暗さの中を進むシチュエーションが一つのアクセントになっていますね!!

 写真の手前部分が建物の出口で、ここから後半パートになります。

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写真-7:建物を出て下りドロップ

 建物を出ると小粒なドロップとなりますが、外でも建物の合間を縫うようなシチュエーションなのが面白い所です。

 先を見せない事でドロップから水平ループに至る流れが直前に分かるというのがグーです!!

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写真-8:ホップぎみの水平ループを進む

 回転半径の小さいホップぎみの水平ループで左旋回していきます。

 バンク角度も大きく、後半部分で速度は落ちていますが中々興奮できる動きです!!

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写真-9:ラストドロップでフィニッシュ!!

 最後の最後に小粒なドロップがあって、ちょっとドキッとしつつフィニッシュとなります。

 いやぁ、面白かったです♪♪

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 ミニコースターにカテゴリーされるコースターかと思いますが、狭い敷地に魅力的なコンテンツ・ギミックを効果的に配し、最後の最後まで中だるみ無しに激走していく様は素晴らしいの一言に尽きます。

 コースレイアウトの見事さに加えて、西洋風建物の遺跡のような場所を抜けていくシチュエーションにすることで、視覚的にコースの先を見せない事でギミック効果を高めているのも実に巧妙です。

 ミニコースターだからこそトリッキーな動きに出来た部分もあり、出来うることを総て詰め込んだナイスなコースターと言えましょう。

◆落下的スリル:★★★☆☆(適度)
◆コース的スリル:★★★★☆(良好)
◆爽快感:★★★★☆(良好)
◆総合満足度:★★★★☆(大満足)