2015年2月18日

2015年2月16日TX北千住駅朝ラッシュ時利用状況調査

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 2015年2月16日TX北千住駅において、朝ラッシュ時の到着時利用状況を調査しましたので、報告します!!

 予想以上に混雑率が高く、この調整がダイヤ改正でなされるものと思われ、良いデータが得られたと思います。

 以下、データとコメントです。

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図:つくばエクスプレス北千住駅到着時データ(7:26~8:46/80分)

 <全体状況>

 つくばエクスプレスについては開業以降、ダイヤ改正前後に利用状況を追ってきたつもりですが、暫く調査しない間に随分と混雑する路線になったなぁというのが率直な印象です。

 あまり考えず今まで通り自身の基準で見た目通りデータをとった結果、ピーク60分間の平均混雑率は184.8%という高い数値になってしまいました。

 最ピークは7:50~8:15付近で、8時前後が特に厳しい状況にあるようです。

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 <編成中の混雑状況>

 6両編成でこの混雑率ですので、大幅に位置で混雑率が異なるという事はありませんが、先頭車1両目の混雑率がやや高く、女性専用車の6両目がやや低い値になっています。

 数値の差は最ピークではない部分の差になっているようで、最ピークはほぼ満員状態というのが実態です。

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 <サイクルパターン中の傾向>

 ピーク60分間のうち前半部分は通勤快速もしくは区間快速と普通2本で約8分サイクルを組んでおり、後半部分は一部緩急比率1:1のサイクルになっている形です。

 朝ラッシュ時は八潮の緩急接続はしないため、流山おおたかの森からは並行ダイヤになっており、優等は幾分スジを寝かせている形になっています。

 そのため、優等の混雑率は高いですが、直後の普通のほうが優等を挟む分普通のみ停車駅の分担率が高く混んでいる形になっており、その1本あとの普通は幾分利用率が下がるものの最ピークに近づくと総ての列車が似た利用率という状況です。

 乗り切れて居ない人が乗れる列車に乗っている状況では?という感じも最ピーク時にはあります。

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 <遅延状況について>

 最ピークの北千住の停車時間は発着時間計測データから50~70秒程度であることが分かりました。

 よって、北千住着時刻は概ね発時刻の1分前として捉えると、最大3分半程度の遅延が生じている形になっていました。

 遅延が目立って大きく出てくるのが7:54着(所定7:52発)の普通からで、一部車両に400pの車両が生じている列車(=発車時てこずりが生じる)という感じかと思われます。

 この列車から8:06着の通勤快速までが遅延に引きずられる形となりますが、直後の八潮始発がリセット機能を果たすのか、以降は遅延が目立たなくなってきます。

 やはりその時間帯からは400pの車両が無くなっており、この差が遅延有無に影響を与えている模様です。

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 <調査の感想>

 やはりピーク時の更なる列車間隔の短縮・輸送力増強が必要であるなと感じた次第です。

 通勤快速と区間快速は通過駅がある分、北千住までスジが寝ていることもあり、直前の普通が北千住を出発するタイミングでは構内で到着待機している状況が大半ですが、8:13の区間快速だけは詰める事が出来ておらず、八潮発車段階で遅延している事が伺えます。

 この区間快速が最混雑列車であったことから、手を入れる部分としては最ピーク時の八潮始発を守谷始発にし、かつ八潮始発を1サイクル後に設定して、ピーク60分間のうち緩急比率2:1の時間帯を増やし、かつ最ピーク時の間隔を詰めることになるのかなというのが全体を見ての印象です。

 ダイヤ改正内容が分かったら、改めて考えたいと思います!!