2015年3月11日

つくばエクスプレス2015年3月14日改正ダイヤを分析する!!

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 つくばエクスプレス2015年3月14日改正ダイヤの冊子時刻表をゲットしましたので、新ダイヤについて分析したいと思います。

 以下、コメントです。

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 <朝ラッシュ時>

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図-1:朝ラッシュ時ダイヤ(変更箇所ハッチング)

 2月に北千住駅で利用状況調査をした結果が以下のとおりです。

 <2015年2月16日TX北千住駅朝ラッシュ時利用状況調査>
  http://okiraku-goraku.com/2015/02/2015216.php

 この調査の段階では、ダイヤ改正の内容は分かっていませんでしたが、最ピーク時(北千住着7:50~8:15)の混雑率がかなり高く、遅延傾向も見られました。

 今回の改正で朝ラッシュ時のダイヤ自体変化は大きくなく、調整に留まっていることから、図-1のダイヤでは新ダイヤのスジを時刻表を元に引き、旧ダイヤの元々のスジから繰上げ、繰り下げ、延長をハッチングして示してみました。

 <スジ繰上げ箇所について>

 ピーク前半帯は八潮始発普通1本を守谷始発に延長運転するという唯一の運転区間変更列車があり、これに伴う前後列車の時刻修正が行われており、全体的にスジ繰上げ処理がなされています。

 ピーク前の時間帯も列車間隔の適正化を行うことで、混雑率のバラつきを無くしつつ、集客できるところは集客してピークの前倒しを図りたい印象を受けます。

 またピーク時列車については、つくば~守谷間の各駅の時刻を繰り上げていますが、これは停車時間の見直しなども含めた定時運行のための余裕を見たような印象です。

 個人的に気になるのは、守谷から無待避で北千住まで先着する普通の守谷~流山おおたかの森間のスジを繰り上げた部分です。

 遅延傾向にある普通なので、全体的にスジを繰り上げるという事なら分かりますが、離れた区間のみ繰上げなので、このあたりに余裕を持たせて、流山おおたかの森を定刻発車させたい感じなのでしょうか?

 <スジ繰り下げ箇所について>

 ピークにおける北千住~秋葉原間の時刻繰り下げが主たる変更箇所となります。

 北千住の停車時間に余裕を見たという感じになるでしょうか。

 またピーク後半では一部列車の時刻繰り下げを行うなど、幾分空いている列車に関しては前後の混雑を踏まえて分担率を変更するための調整がされているようです。

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 以上、スジの変更は全体的に定時運行に向けた調整、混雑配慮上の調整という意味合いになっているようです。

 抜本的な輸送力向上が出来ない中での苦肉の策という感じではありますが、良い方向に向かうと良いなとは考えるところです。

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 <日中時ダイヤ下り>

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図-2:日中時下りダイヤ

 日中時ダイヤの下りについては、基本的な変更は無く、一部普通の時刻修正が図られています。

 八潮で区間快速の待避を受けた普通が守谷まで1分時刻が繰り下がり、それを受けてか後続のつくば行普通が南流山~流山おおたかの森間のみ1分時刻が繰り下がっています。

 普通だけ見た場合の運転間隔が幾分等間隔になったような印象で、起点からの利用だけではなく途中区間利用に配慮して幾分シフトしたような感じですね!!

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 <日中時ダイヤ上り>

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図-3:日中時上りダイヤ

 日中時ダイヤの上りについても、基本的な変更は無く、快速、区間快速、普通とも一部箇所で1分程度の時刻修正が図られています。

 普通の時刻修正により、下りと同様に間隔の見直しが図られており、比較的混む列車に対してケアーがなされている印象です。

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 <夕ラッシュ時ダイヤ18時台>

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図-4:夕ラッシュ時ダイヤ(18時台)

 今回のダイヤ改正の最も変更されたのは夕ラッシュ時になりますので細かく見ていきたいと思います。

 まずは18時台です。

 従来は通勤快速2本、区間快速4本、普通6本の計12本で30分サイクルでした。

 優等が秋葉原時点で10分等間隔、普通は優等の3分後に出発する形で、普通は流山おおたかの森で優等と緩急接続するパターンでした。

 新ダイヤでは、運転本数の変更はありませんが、区間快速の秋葉原出発時刻を1分繰り下げ、優等の10分等間隔を崩す形になりました。

 また、普通は通勤快速のみ流山おおたかの森で緩急接続する形となり、その他の列車は守谷まで先着するようになっています。

 ダイヤを見て感じるところとして、守谷~つくば間の各駅に停車する列車の等間隔化を図りたかったように感じるパターンです。

 つくばまで走る普通スジに合わせて区間快速スジを繰り下げ、そのバッファ分で他の普通を守谷まで先着させる形にしたのかなと。

 柏たなか1駅のみ運転間隔が幾分悪くなる形ではありますが、そのあたりは全体を見て・・・といったところでしょうか。

 混雑率的にスジを変更するというよりは、ターゲット駅への利便性確保の観点での変更というニュアンスを感じます。

 もちろん普通を終点まで先着させる形は利用分散の意味でも効果がありそうです。

 普通も十分早いですからね!!

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 <夕ラッシュ時ダイヤ19時台>

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図-5:夕ラッシュ時ダイヤ(19時台)

 続いて19時台です。

 従来は通勤快速2本、区間快速4本、普通6本の計12本で30分サイクルでした。

 優等が秋葉原時点で10分等間隔、普通は優等の3分後に出発する形で、普通は流山おおたかの森で優等と緩急接続するパターンでした。

 18時台と異なるのは普通のつくば行が無く、総て守谷行のため、守谷~つくば間は区間快速4本が10、20分間隔の設定になっており、みらい平~研究学園間の利用列車にやや間隔のバラつきがありました。

 新ダイヤでは、運転本数はそのままに、区間快速4本の運転間隔を15分間隔に近づける形で変更しており、秋葉原においては優等と普通が交互になるよう設定する関係で、2本の普通が八潮で区間快速を待避する形の設定になっています。

 この変更により起点方区間の優等、普通の運転間隔はややバラつきが出てしまっている形ですが、一方で守谷以遠は運転間隔が適正化されており、本数の少ない区間の適正化のため本数の多い区間は許容するスタンスになっています。

 本数自体変わっていないので、列車によっては従来より混む列車も出来そうですが、行けるという判断がなされたという事でしょうね。

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 <夕ラッシュ時ダイヤ20時台>

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図-6:夕ラッシュ時ダイヤ(20時台)

 最後に20時台です。

 従来は快速2本、区間快速4本、普通6本の計12本で30分サイクルでした。

 優等が秋葉原時点で10分等間隔、普通は優等の3分後に出発する形で、普通は流山おおたかの森で優等と緩急接続するパターンで、快速と通勤快速の違いはあれば基本的に19時台と同様でした。

 新ダイヤでは、30分サイクルを取りやめ60分サイクルに変更されています。

 快速1本を普通に格下げし、19時台と同様に区間快速を守谷~つくば間で等間隔になるよう、秋葉原発段階で15分サイクルベースに近づけています。

 60分サイクルのため、15分サイクルに近づけている部分は区間快速1本に対して普通2本が設定される形となっており、朝ラッシュ時の緩急比率2:1のパターンがここに来た事は意味がありそうな感じです。

 普通の比率が18~19時台より高く、通勤ラッシュ的なダイヤ構成を強く感じる20時台は調査してみたいですね♪♪

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 今回の改正は以上のとおり、夕ラッシュ時の変更が主体的な内容でしたが、他の時間帯も調整がなされており、その大半が普通の有り方の見直しに繋がっていることを感じました。

 沿線の成熟化、各駅の利用の増加など、普通の利用率が高まっているということもあるのでしょう。

 いずれ優等の有り方も見直しが必要になってくるのか、種別の変更は無しに普通の増発で対応していくのか分かりませんが、少しずつ変わっていきそうで期待が持てます。

 ただ、朝ラッシュ時のピークの混雑は限界に近そうで、輸送力増強が急務というのが率直な印象です。

 次回の改正以降早い段階で動きがあると良いなぁと思っています!!

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