2015年3月19日

2015年3月16日阪神本線武庫川駅施設調査

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 2015年3月16日に阪神武庫川駅の施設調査をしました。

 以前行っていた上りホームの拡幅状況を確認したかったのですが、今回機会があったのでチェックです!!

 以下、コメントです。

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写真-1:上りホーム外観

 武庫川駅は駅名の通り武庫川の上部に配置されている特殊な駅ですが、故にホーム拡幅も通常とは異なる形で実施されました。

 具体的には、ホームが橋桁のような構造のため既存部分に沿って新設の桁を架設し、そこにホームを増設するという形です。

 橋脚は従来構造のまま増設できる箇所とそうでない箇所があったようで、施工状況が場所により異なっていますね。

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写真-2:橋脚改修状況

 橋脚に新たな支持部材を設置することにより、増設ホーム桁を支持する形になっているのが分かります。

 張り出し具合が見た目上ステキな感じ♪

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写真-3:上りホーム状況(終点方を望む)

 ホーム状況ですが、既設の上家の構造は活かしたまま、延長する形で上家の増設がなされています。

 河川の上部という事もあり、上載荷重の関係とか風圧に対する対応とか、施設形状は色々と配慮がありそうですが、シンプルに仕上げられた印象です。

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写真-4:上りホーム状況(起点方を望む)

 河川側の高欄は透明パネルが使用され、武庫川の状況がよく分かります。

 ホーム上家の柱は支持構造の違いもあってかスパンが一致していないようですが、なんとか仕上げで一体化した構造物になっており、苦労のあとが伺えるところです。

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写真-5:上りホーム連絡通路部付近状況

 ホーム拡幅はあくまでホーム部分のみで、武庫川線との連絡通路は従来通りの構造のままです。

 この部分を見るとホーム拡幅量が分かりますね!!

 なかなか興味深い改良工事でした。