2015年5月21日

2015年5月10日相鉄線横浜駅日中時利用状況調査

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 2015年5月10日に相鉄線横浜駅で日中時の利用状況調査をしましたので、報告します!!

 5月31日のダイヤ改正でダイヤパターンが変更されるため、旧ダイヤの最終状況確認という目的です。

 以下、コメントです。

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図-1:下り方面利用状況データ

 まずは下り方面についてです。

 土休日ダイヤのため調査時間帯は総て10両編成でした。

 グラフは快速2本を平均化してしまったので、ちょっと状況を分かりづらくしているかもしれません。

 上記のバーのほうを見て頂きたいのですが、優等としては単独運転の快速が最も利用が多く、次いでいずみ野線特急、本線特急、続行運転の快速という順になっています。

 優等利用の大半は二俣川から先の本線区間のため、その人たちがどの列車を選択するかというのが利用を決める主た要素になっています。

 <本線特急と続行快速について>

 4~5両目付近の階段、最後部という2箇所から人が車両を選びすわれれば乗るというロジックにおいて、本線特急は停車駅が少ないため、停車しない人は隣のホームに同じ海老名行の快速が居ることもあり、快速に流れていきます。

 本来は特急に乗れる人がもう少し居るかもしれませんが、階段付近の車両の座席が埋まっているのを見て、別の車両を選ぶのではなく隣の快速に・・・という流れも多少ありそうな雰囲気で、結果特急は座席が空いている車両もあります。

 後続の快速は特急の直後の出発のため、やはり階段付近、最後部は座席が埋まり立ち客が少々出る程度までなりますが、そこまでです。

 <いずみ野線特急について>

 続いていずみ野線特急がホームに居る形となり、二俣川で本線方面への接続がある事から乗車する人も居ますが、前述の通り階段付近や最後部の座席が埋まった段階で次の快速を待つ人も出てきます。

 オイラは先頭付近で調査しているので、先頭付近の車両が空いているのを確認していますが、遠くを見ると先頭側に向かって歩き座席が空いているところまで移動する人も居れば、次の快速を待つ人も居る、そんな状況ですね。

 結果、いずみ野線方面列車という事もあり、先頭付近に空席がある形で出発します。

 <単独快速について>

 その後単独運転の快速がホームに居る形になりますが、この快速の場合ホームで待ち列が出来るタイミングが早く(先発がいずみ野線特急のため)、ホームの待ち列を見て前方に進んでいく流れがあり、先頭付近の車両も埋まる形になっています。

 結果、敬遠要素が無いこともあり、座席が埋まったあたりで次の特急待ちに流れる部分があるも、最も利用率が高くなるという感じです。

 <下り方面まとめ>

 優等の列車間隔としては悪くないものの、海老名行が等間隔ではない事の影響が利用に出てしまっているというのが実感です。

 新ダイヤでは本線方面の優等を約10分間隔で設定し、快速は後続行、特急は単独で別枠の設定にしていることから見て、バランスを是正したいというのが新ダイヤの狙いなのかなぁと考えるところです。

 最も利用率が高い列車でも立ち客少々程度なので混んでいるという訳ではないのですけどね。

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図-2:上り方面利用状況データ

 続いては上り方面についてです。

 こちらも土休日ダイヤのため調査時間帯は総て10両編成でした。

 <上りの優等の集客のロジックについて>

 グラフを見ていただくと分かるとおり、快速の利用率が高く、特急の利用率が低い状況です。

 基本的に上りについては二俣川以遠の利用者は大半が横浜に先着する優等を利用する形になっており、その機能を有する快速2本といずみ野線特急の利用率が高くなります。

 いずみ野線特急と比べて快速のほうが利用率が高いのは、鶴ヶ峰と星川に停車するからで、快速が直前にない各駅停車(いずみ野線特急の後続)の利用率が他の各駅停車と比べて高く、快速に近い利用率になっている事からも伺える所です。

 二俣川で接続を受けない本線特急の利用率が低いのは仕方が無いとも言え、直前に快速があることが総てという感じであります。

 <上り方面まとめ>

 新ダイヤでは本線特急と続行になる快速をいずみ野線系統にし、二俣川の接続は快速ではなく本線特急が担う形になるため、このあたりのバランスは是正されるものと見ています。

 以上です