2015年5月28日

相鉄線2015年5月31日改正ダイヤについて分析する!!

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 相鉄線が2015年5月31日にダイヤ改正をしますが、先日時刻表をゲットしたのでダイヤグラムを作成しつつ、改正内容を分析したいと思います。

 今回の改正要旨は以下のとおり。

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 ■特急運行時間帯の拡大
 ■日中時間帯のパターン変更、本線急行運転、いずみ野線快速運転
 ■上り始発1分繰上げ
 ■平日朝ラッシュ時の大和始発設定を変更

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 以上、公式プレスの記載内容となりますが、主たるところは朝ラッシュ時前後時間帯にも特急を走らせる事によるダイヤパターンの変更、日中時のパターン変更の2点に集約されるかと。

 そのあたりについて分析したいと思います。

 以下、コメントです。

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図-1:朝ラッシュ時ダイヤ

 平日朝ラッシュ時のダイヤを図-1に示します。

 最ピーク時間帯である7:30~8:00は急行が5分間隔で、各駅停車が10両編成、その前後時間帯となる7:10~7:30と8:00~8:30は各駅停車が8両編成になっており、輸送力の調整が図られています。

 急行の続行運転は最近のダイヤ改正で色々と変更していましたが、今回は結果無くなってしまいましたので、特急運行によるピークの前後切り崩しと合わせて実態を踏まえ見直しをしたという事なのかと思います。

 特急はピーク前に横浜着6:44と7:04、ピーク後に横浜着8:39、8:59の計4本が新設されました。

 この両時間帯はパターンが異なっており、ピーク前は特急が急行を瀬谷で追い越し、二俣川からは緩急比率1:1の5分サイクルになるようなパターンになっているのに対して、ピーク後は特急が快速を瀬谷で追い越し、二俣川からは緩急比率4:3の6~7分サイクル(優等続行1組あり)になっています。

 この違いは狙いや制約もあるのでしょうが、ピーク前は出区の関係とかありそうですね。

 大和始発の各駅停車の設定も今回の改正の目玉ですので、始発設定による利用分散を期待した上での特急設定かなぁと思いますし、ピーク後についても二俣川~横浜間で直前に急行を続行させていたり、「特急に利用が集中する」ことを想定しているパターンなのかなぁという印象です。

 注目はピーク時間帯にはない、二俣川における本線優等といずみ野線各駅停車の緩急接続がピーク前後に設定され、特急4本総てがその機能を有しているという事です。

 当然二俣川からの利用集中がある訳で、ピーク後は直前に急行があるから良いものの、ピーク前はケアーが無いので、どの程度の利用になるのか興味津々です。

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 今回の設定効果を踏まえて、今後数回のダイヤ改正でパターンの変更があったり運行時間帯の見直しがあったりしそうかなと思うところで、そういう意味では期待したい感じです。

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図-2:日中時ダイヤ

 日中時のダイヤを図-2に示します。

 日中時のパターンは白紙改正とも言っていいくらい変化しましたね。

 <変化概要について>

 旧ダイヤでは30分サイクルに本線特急1本、本線快速2本、いずみ野線特急1本、各駅停車3本(本線1本、いずみ野線2本)、いずみ野線内区間運転各駅停車1本が設定されていましたが、新ダイヤでは60分サイクルに本線特急2本、本線急行3本、本線快速1本、いずみ野線特急1本、いずみ野線快速2本、各駅停車6本(本線2本、いずみ野線4本)と変化しています。

 本線に急行運転、いずみ野線に快速運転と言っても、実態としては本線急行は快速の格上げ、いずみ野線快速はいずみ野線特急半数格下げ&区間運転各駅停車の格上げ延長運転といった感じですね。

 全体の運用数は旧ダイヤと同様のため、いずみ野線内の本数(旧ダイヤ8本>新ダイヤ7本)のリソースを横浜~二俣川間の本数(旧ダイヤ14本>新ダイヤ15本)に充てたという事になりましょう。

 また旧ダイヤでは8両運用が本線に割り当てられていた状況であったのに対して、新ダイヤでは総ていずみ野線系統に集約しており、運用は変わらなくとも区間ごとの輸送力適正化を図ったという見方が出来るかと思います。

 <ダイヤパターンについて>

 新ダイヤのパターンは、相鉄のキモである、優等列車が10分間隔に海老名・湘南台~二俣川の利用客を運ぶ形を基本とし、その優等列車を本線系統が担うという手堅い形となりました。

 いずみ野線系統の特急はこのパターンから外す独立運用としつつ、いずみ野で緩急接続をするパターンにしつつ、快速を本線特急と続行にするなど、相鉄のキモとなる機能から外すも補助的な列車として機能(快速は鶴ヶ峰、星川利用をケアーする等)させるあたりは妥当なのかなと思います。

 本線系統の快速を総て急行にするのではなく1本快速が残った部分については、改正プレスを見た当初は路線図維持的な穿った見方をしたものの、よくよく考えると朝ラッシュ時上りの設定があることから日中時は無くそうと思えば無くす事はできた筈でして、ダイヤ的な意味合いなんだろうなぁと考えたところです。

 具体的には30分サイクルを基本としつつ、1時間おきに設定されるいずみ野線特急を挿入させるバッファを持たせるために、停車駅の少ない急行としつつ多少の徐行を許容するという調整が入っています。

 よっていずみ野線特急が無ければ快速として運転したかった(星川、鶴ヶ峰へのケアーとして)ところ、やむを得ず急行にしたことから、本線快速が1本となったというのが実態かなぁと考えています。

 <利用傾向の想定>

 本線系統だけ見た場合、特急が二俣川で本線系統の各駅停車と緩急接続するパターンのため、実質的に急行が10分間隔で走る手堅いパターンに近い形です。

 よって利用バランスが悪くなるとは思えず、少なくとも旧パターンよりはバランスが良くなりそうです。

 一方いずみ野線系統はパターン上どうなるか読めない感じで、特に特急のいずみ野緩急接続の効果が気になる所です。

 ただ、利用の絶対数が本線系統と比べて少ないため、バラツキが出たとしても許容できる感じにはなりそうです。

 そのあたりは改正後に調査して確認したいと思います!!

 以上です。