2015年5月29日

メトロ小竹向原駅で朝ラッシュ時の副都心線利用状況を確認!!

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 今日はフリーのオフだったので、メトロ小竹向原駅で朝ラッシュ時の副都心線利用状況を約100分確認しました。

 以下、データとコメントです!!

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図:利用状況調査データ

 <全体の利用状況について>

 グラフを見て分かるとおり、優等列車である急行と通勤急行の利用率が高く、各駅停車の利用率が低くなっています。

 通勤急行が最も利用率が高く、急行はやや利用率が下がります。

 これは和光市方面からの利用がやはり多いという事になりましょう。

 急行の利用率は小竹向原において和光市方面からの列車からの乗換えがあっての状況なので、集客要素のうち和光市~氷川台が占める率は高いのかなと感じるところです。

 もちろん西武線・東武線からの利用も関係しており、通勤急行で見れば東武線からの直通としては前列車間隔が開く7:52の列車、最ピーク時間帯の8:07の2本の利用率が極めて高く、急行も最ピーク時間帯の8:00の利用率が高いですね。

 各駅停車は立ち客少々程度となっており、朝ラッシュ時の列車としては極めて空いている状況と言えましょう。

 東新宿で優等を待避するため、新宿三丁目以遠利用で最速にならず、着席志向者以外は狙わないという事になるというか、優等の混雑を敬遠してシフトする程度の状況に副都心線がなっていないという事かと思います(通勤急行は結構混んでいるんですけどね)。

 先頭が多少混んでいるのは池袋での丸ノ内線狙いであると思われ、追い越されない池袋までであれば多少の戦力になっているものと考えます。

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 <遅延状況について>

 小竹向原の段階で遅延が見られた列車を確認する事で遅延傾向が確認できると思い、こちらは有楽町線を含めて調査をしました。

 和光市方面からの列車について遅延が見られた列車を挙げてみると(前列車の遅延に引っ張られた列車を除きます)、

◆7:09着 新木場行(森林公園発) 実績7:10:26着

◆7:42着 新木場行(森林公園発) 実績7:44:11着

◆7:49着 新木場行(川越市発) 実績7:51:08着

◆7:50着 新木場行(準急小手指発) 実績7:52:32着

 8時台は全体的に続いたので、7時台のみですが、分かる事は東武線からの直通列車が引き金になるという事です。

 どうしても直通列車り影響を受けるのは仕方ないところですが、東武線からの直通が開く場合の最初の列車が混むという傾向があるのかなと思え、ある程度一定間隔を維持する必要があるのかなと思ったりします。

 そのあたりは制約等もあると思いますが、なんとなく現行ダイヤだと弱点箇所がありそうな気がしますね。

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 <今後について>

 ピーク時間帯の優等列車の混雑を見ると、増発対応が必要な印象ですが、優等列車が東新宿で追い越しをするパターンを基本と捉えると、優等列車を増発するために各駅停車を増発をするのが得策かと考えると、サイクル短縮による優等列車混雑緩和はちょっと難しいかなぁという感じです。

 かといって優等を続行で走らせるというのもちょっと難しいかなぁと思うんですよね。

 速達が求められる路線であっても、あくまで地下鉄路線であることや、逆方向のダイヤパターンを踏まえると、この先は無待避各駅停車の拡充という事になるのかなと考えるところです。

 東新宿の改良もそういう意味合いかなぁと思いますし、無待避列車が前にあり、それが和光市~氷川台間において後続の通勤急行の前列車間隔を短縮する効果があれば・・・と思うのですが、どうなりますでしょうか??

 以上です!!