2015年9月28日

京王線新ダイヤの待避時間を計測してみる!!

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 今日は京王線新ダイヤの八幡山、つつじヶ丘における待避時間がどのようなものか確認したく、両駅で計測をしましたので報告します。

 以下、データとコメントです。

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 <八幡山駅>

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図-1:八幡山の待避時間調査データ

 上下列車20分サイクル中各3本の待避時間を右端に示しています。

 時刻根拠は羅列している通りですが、新型ATCが列車間隔を詰める事が出来ることで、きわめて短時間待避となっているのが分かります。

 ダイヤが詰まっている設定になっている事もあり、通過列車が幾分徐行ぎみにギリギリまで詰めている前提があるとは思いますが、待避列車停車から通過までが30秒前後、通過から待避列車発車まで50秒前後になっており、1分半から2分見ておけばOKというのは凄いです。

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 <つつじヶ丘駅>

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図-2:つつじヶ丘の待避時間調査データ

 上下列車の20分サイクル中2本の各駅停車の待避時間を示しています。

 従来からつつじヶ丘において2本待避もしくは3本待避となっていましたが、従来が特急続行を含んでいたのに対して、新ダイヤでは間に快速を挟む設定となったため、長時間待避をダイヤ上許容している違いがあります。

 2本待避においても、従来はパターン構成上各駅停車のつつじヶ丘の待避時間が短くなるように詰めた設定になっていましたが、やや余裕がある形となりました。

 結果として八幡山とは異なり待避時間が伸びているものの、優等は駅前後での徐行が無くなったものと推測されます。

 印象的だったのは、上下とも区間急行と快速の停車がスムーズになった事です。

 以前はかなり手前から徐行ぎみに進入して停車するパターンでしたが、スムーズに停車していました。

 停車時間も短時間で済んでいますし、設定が見直されたのでしょうか?

 つつじヶ丘における各駅と区間急行・快速の緩急接続という意味においては従来ダイヤとほぼ同条件といった感じです。

 各駅停車の乗りとおしとして見ると長時間待避がマイナスとなりますが、ボリュームを見ると優先度は低く仕方ないのかなと思うところです。

 以上です!!