2017年3月30日

2017年3月30日相鉄線横浜駅朝ラッシュ時混雑調査

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 2017年3月30日に相鉄線横浜駅で朝ラッシュ時の混雑状況を確認しました。

 3月18日にダイヤ改正が実施され、ラッシュピーク帯に特急が新設されたため、初期段階ではありますが利用状況を確認することが目的です。

 以下、データとコメントです!!

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図:横浜駅朝ラッシュ時利用状況データ

 時期が時期なので利用が少ない時期ではありますが、バランスを確認していきましょう。

 緩急利用比率が概ね38:62なので、過去の急行・各停のみで構成されたパターンの調査結果と照らし合わせてもバランスは変わっておらず、二俣川から優等がノンストップであれば、特急が新設されて緩急比率が変わっても利用比率は当然変わりません。

 従来は西谷の待避設備が使えなくなったこともあり星川追い越しのみでダイヤ構成する関係上、緩急比率1:1をベースに一部急行続行という形をとっていましたが、利用バランス上急行が混む形になっていました。

 今回の特急新設は、その続行設定回数を増やして優等の輸送力を増やす形になっており、利用バランスに輸送力が合致する形になるものと思われます。

 そのあたりがどうなっているかが考察ポイントになりましょう!!

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 列車種別ごとの編成混雑傾向グラフを見ると、1両目と6両目付近が降車に便利な位置のため混雑していて、4両目と最後部に向かって空いていく傾向は総ての種別において共通の傾向です。

 やはり急行が最混雑ですが、各駅停車は本数が減ったこともあり急行に近い傾向になっていますね。

 新設の特急については、各駅停車より幾分空いた状況となっており、混雑は低めです。

 この理由についてはまだダイヤ改正直後という事もありましょうが、根本的な理由は急行の後続行の設定であるという事がありましょう。

 二俣川までの集客はある程度あっても、二俣川におけるいずみ野線からの乗り換え集客が直前の急行に流れてしまえば、やはりこの程度になるのは仕方ないところでしょう。

 ただし続行設定になっている直前の急行は、その前の単独急行と比べて空いており、特急直後の急行も特急がある事で幾分空いていますから、特急があることで急行の混雑緩和は十分にできているとも受け取れそうです。

 バランスがこなれるまでにはもう少し時間が必要ですが、その結果特急設定の効果が見られれば更なる増発のセンも出てきましょう。

 各駅停車の混雑配慮もあるので大きく変える事は出来ないと思いますが、急行2本に対して特急1本あたりが混雑分散の適正バランスになりそうな感じなので、横浜段階の概ね緩急比率4:6の利用バランスに本数設定がそろっていくのか、それともスジ優先で現行バランスが維持されていくのか、今後の推移を見守りたいところです。

 以上です!!