四国・中国・九州調査の旅 4日目
四国・中国・九州調査の旅 ラスト4日目です。
例によって詳細は後日報告するとし、一日の流れを記します。
以下、コメントです。
昨年末に調査をしたのですが、やはり通常時ではなかったので今回改めて確認です!!
先日西鉄二日市で調査したこともあり、セットで近距離区間の変化を捉える事ができるのが良いかなと。
色々と考える部分は出てきましたが、そのあたりは別途。
列車の乱れも無くデータがとれて良かったです。
続いては地下鉄七隈線の天神南~博多間の延伸工事状況を確認することにしました。
薬員で調査を終えたあと、そのまま七隈線で天神南まで移動し、徒歩で博多を目指しつつ、工事の雰囲気を地上で感じようという寸法。
まぁ、地下鉄の工事で地上から確認できる要素は少ないのですが、それは仕方ない・・・という事で!!
天神南から暫くの区間は折り返し線等を含めて構築済なのですが、河川が多い地域の地下工事のため、意外と制約があったのかなと感じたり。
天神南駅の位置が天神駅から離れている事に関して、どうなのだろうかと開業当時は思ったものですが、このルートにしておく必要が色々な意味であったのかもしれませんね。
こうして博多延伸が決まると、よりそう感じるところです(完全に施工者の視点になってしまっていますが・・・)。
国体通りを進むも動きは確認できず、やはりシールドトンネルで施工する駅間部分の変化はありませんね。
しかし、はかた駅前通りに曲がったところで動きが見えてきました。
ちょうど新駅を構築する範囲ですね!!
駅部付近の開削施工範囲部分は道路車線減の措置を行ったうえで、道路の仮覆工が構築されていました。
上部には大型の重機械が据え付けられており、着々と工事が進んでいるのが伺えました。
次の調査は開業時・・・かなぁ(苦笑)
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博多駅に着いたところで、JR鹿児島本線に乗り込みます。
せっかくなので狙って「準快速」を利用しました♪
次の目的地は改良工事が進められている折尾駅です!!
折尾駅の高架移設の切換は複線同時でしたが、なかなか絶妙な位置で綺麗に仕上がっていますね。
比較的駅から離れた部分ですが、これも工事規模の大きさと捉えると、大変だなぁと感じたり。
切換後の真新しい軌道を進み、新しい折尾駅の施設を見てテンションが上がりましたが、移動行程上調査は後回しでスルーです!!
小倉方の切換口も比較的離れた位置であります。
曲線区間の曲線が緩やかになったような感じの仕上がりですね。
切換口の状況確認のあとは、黒崎で下車して筑豊電鉄に乗換えです。
久しぶりに全線乗車してみたくなりましてね!!
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筑豊電鉄ですが、近年減便・運転区間の短縮など厳しい状況が続いているようですね。
ワンマン化等経費節減策も実施しているあたり、ギリギリの部分で頑張っている感じがあります。
調査日時点では12~13分間隔で筑豊直方行と筑豊中間行の交互運転でしたが、数週間後のダイヤ改正で12分サイクル化と若干の短縮が図られます。
模索が続く中でも利便性を維持する意図が感じられ、ぜひとも応援したい感じでしょうか。
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黒崎駅前の時点では車内はそこそこ座席が埋まっており、12~13分間隔が妥当な感じではありました。
車内状況としては、少しずつ減っていくのかなぁと思ったら、思いのほか中間からの乗車・下車があり、エリアの近距離利用が見られました。
その中で少しずつ利用が少なくなっていく感じはあって、筑豊中間から本数減というのは妥当な印象かなぁという所です。
ICカード利用率がイメージよりも高く、固定利用がある程度維持されている状況と捉えました!!
色々考えながら乗っていたら、あっという間に筑豊直方駅に到着。
ワンマン運転のため運転台脇から降車という形がホームが反対側の筑豊直方では出来ず、到着後運転士さんが反対側の運転台に移動して降車となります。
なるほど、構造上そうなるわけですな。
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さて、筑豊直方駅は河川を橋梁で超えてすぐさま高架橋で終点となる、土木屋的には萌えるシチュエーションです。
延伸してJRを超える計画があったための構造との事ですが、確かにそんな感じ。
昭和30年代の高架橋ですが、構造がなかなか時代を反映していて良い形。
ほれぼれしつつ、直方までの徒歩移動時間を考えたら、あまり余裕が無いことに気づき、あわてて移動です。
急いだ理由は、登場したばかりの蓄電池電車「DENCHA」に乗るためでした。
直方から折尾をスルーして若松まで走る列車に乗りたかったので、この行程となった訳でしてね!!
JR東日本でも烏山線とか男鹿線で導入される形となり、新しい時代の構造という感じで車両的にも施設的にも面白いので、乗っておこうと♪♪
車両の外観は特に普通の電車と同様で、走りも同じかなあという感じでした(当然か)。
この走りが非電化区間でも同様か?という事でワクワクして乗車しましたが、折尾を過ぎて架線が無くなっても、同じ感じで走るから凄いです!!
車内に目をやると機器スペースというか車内空間を奪う部分がありますが、それを除けば本当に普通の電車です。
すごいですねぇ~
これは烏山線と男鹿線も乗りに行かないとイケナイなぁと思った次第です!!
再び折尾駅に戻り、ここから新施設の調査です。
ホームまわり、昇降設備、案内関係等を一通り確認しました。
JR同士の立体交差駅という事で、なかなか複雑な感じではありますが、故に改良工事の途中段階のあり方の難しさを痛感しますね。
一気に最終形に出来ないため暫定であったり、ホームの使用状況も本来の位置ではないため仮設施設を作るとか、そういう部分が土木屋観点では興味的に面白いわけですが、実際大変だろうなぁとは思います。
特に案内関係は元々複雑で配慮されていたところに、一気に変化が生じたわけで、そのあたりどう処理しているかに注目しました。
詳しくは後日報告しますが、なかなか頑張っているようです!!
改良されると無くなる既存施設が気になってくるものです。
折尾駅の特殊性は、鷹見口の6・7番線にあると思うんですよね。
短絡線的な位置づけですが、本数の少なさや既存施設からの離れっぷりといい、たまらないシチュエーションです。
どうしてもこの施設が確認したく、列車の時間もチェックのうえ調査したのであります!!
あとで乗るぞっ♪♪
折尾駅には2000年まで西鉄北九州線が走っていましたが、この配線跡に現在も残っている施設としてレンガアーチがあります。
これがまた土木屋としては訪れとけという素敵な構造物でして、今回やっとこさ確認することが出来ました。
やはり、何とも言えない空気感が現物にはありました。
たいへん満足であります♪♪
満を持して鷹見口から入場し、列車に乗り込みました。
鹿児島本線とは異なる線を走る感じ、悪くないです♪♪
黒崎乗換えで小倉まで出て、あとは新幹線で帰るだけです(さすがに東北までは帰らず・・・)。
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詳細ネタは明日以降小出しに報告させて頂きます(苦笑)。