No.11 東急東横線横浜駅 夕ラッシュ時下り(19:00~20:00)

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【調査条件】
 ・平成18年2月10日(金)
 ・横浜駅渋谷方にて60分間、到着時の混雑を定点観測
 ・運行状況はほぼ正常

【調査目的】
 ・横浜の混雑を調べることにより東横線の夕ラッシュ時の路線全体の混雑・流動が把握できるため確認した。

【調査結果の要点】
 ・優等は2~4両目が最も混雑率が高く、次いで1両目(女性専用車)と8両目の利用率が高い。
 ・通勤特急と急行の混雑率は殆ど同じ。
 ・菊名で緩急接続するため、各駅停車の混雑率は低くなっている。

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【考察】

 優等は最も混んでいる車両でも120p程度と武蔵小杉~菊名間と比べると混雑率はぐっと下がっています。最も混んでいる車両は2~4両目で、通勤特急と急行で混雑位置が微妙に異なっていますが、上記の生データを見ると列車によりまちまちであり、乗り換え路線の接続関係で混雑が変わると見て良いでしょう。

 階段の位置を考えると1、3、4、7両目の位置が便利ですが、必ずしも降車時に便利な位置が混んでいるわけでは無いようです。優等停車駅の階段位置を踏まえて考察すると、乗車時に便利な位置もしくは後者時に便利な位置に集まり、その合算が実状になっているという印象です。

【まとめ】

 以上のデータから、東横線の夕ラッシュ時の下り方面は横浜着時点では混雑率が低くなっている事が分かりました。

 優等は立ち客が居て各駅停車はガラガラという状態ですが、菊名で緩急接続をしているため優等の分担率が高くなるのは致し方ない部分かと思います。選んで優等に乗っている人が多いわけで、これはこれで良いのでしょう。