No.55 つくばエクスプレス北千住駅 夕ラッシュ時(19:10~21:10)

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【調査条件】
 ・平成18年11月20日(月)
 ・北千住駅つくば方で下り列車の発車時の混雑を120分定点観測
 ・運行状況はほぼ正常

【調査目的】
 ・12月8日のダイヤ改正で20時台のダイヤが変更(普通の八潮待避を無くす)されるため、現状を確認する。

【調査結果の要点】
 ・優等はつくば行が守谷行よりも利用率が高く、守谷行後のつくば行が混む傾向にある。
 ・快速と区間快速の利用率はほぼ同等で、19時台のほうが20時台よりやや混んでいる。
 ・普通の利用率はほぼ一定である。

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【考察】

<優等の利用率について>

 19時台から20時台にかけて本数調整を行っており、全体的な利用率はほぼ一定(漸減)になっています。快速と区間快速があわせて等間隔に設定されており、分担率の条件は変わらず、行き先の差、停車駅の差により利用率が決まっていると言えます。

 傾向として、つくば行が守谷行よりも利用率が高い事が挙げられます。守谷以遠利用者は絶対数としては多くないものの、接続列車が無いことから乗車駅で待つ傾向があるのか、明確に利用率の差として出ています。この影響から、守谷行後のつくば行が混む傾向にありますが、100p程度と混雑率を悪化させるものにはなっていません。

 種別ごとに見ると快速、区間快速ともほぼ同等の利用率で、2、5、6両目が混む傾向も同様です。1両目は女性専用車ですが、19時台のほうが若干混んでいるためか利用率が高く、1時間の差が最も出ている車両と言えます。混んでいる車両は下車駅の階段位置であることが伺え、この程度の利用率(座れない&自分の乗りたい車両に乗れる)では傾向が出てしまうのは仕方ない所と考えています。

<普通の利用率について>

 19時台から20時台にかけて本数調整を行っており、全体的な利用率はほぼ一定になっています。全体的に立ち客が少々程度の利用率ですが、これを、どのように捉えるかがポイントになるような気がします。以下に試算してみます。

 朝ラッシュ時の上り北千住着における普通/優等利用比率が58.6%(No.52データ:98%/169%)であることから、同様に19時台、20時台の優等に対する普通の利用率を算出してみると、それぞれ61.7%(19時台)、67.5%(20時台)となっており、朝と比べて夕ラッシュ時のほうが普通が利用されていることになります。

 立ち客が生じるのは北千住からで新御徒町、浅草あたりで座席が埋まるような状況であることから、「座れるから普通を利用している」という人が多いのではないかと推測します。

<ダイヤ改正後の変化について>

 普通の八潮待避が無くなる20時台において、利用率の変化が少なからず有ることが予想されますが、上記で述べた通り現段階で「座れるから普通を利用している人」が居ることが想定され、待避が無くなることによる普通利用増は当然あるでしょうが、抜本的に変わるという事は無いと考えます。

 とはいえ流山おおたかの森まで先着ですから、秋葉原の段階で普通の座席が埋まる可能性は高いと思われ、概ね10%程度はシフトするのではないかと予想します。