今日は一日外出仕事で、直接現場に行って良い日だったので、ここぞとばかりに出勤前に調査をしました。
朝ラッシュ時の調査は職場に通常の時間に到着する間合で行うのですが、職場から離れる山手線より東側エリアの場合、最ピークの時間帯総てを見ることが出来ないからなんですね。
遅刻は許されませんし、小心者のオイラですから、ギリギリまで調査することはできませんですわ。特に遅延確率が高い東西線の調査となれば、安全側で行動しないとね!!
目指す場所は独身時代のオイラの故郷、東陽町であります。最混雑区間を見たいなら門前仲町のほうが良いのかもしれませんが、優等と各駅の混雑差を確認する事を考えると、やっぱり東陽町かなと。
7時30分から9時までの90分を見ようと思って、鼻息荒く突撃したものの、日本橋で銀座線から乗り換えようとした所で東西線ダイヤ乱れの放送が・・・
萎えました。ええ、萎えました・・・
何でもJR総武緩行線の新宿駅で人が線路内に入って、そのためJR総武緩行線のダイヤが乱れ、中野での直通運転が中止だとな。
こりゃあ調査しても意味が無いな・・・と思いつつ、津田沼側は影響が無いかもしれないと思い、かすかな期待を抱きつつ、予定通り7時30分から調査を開始しました。
最初はほぼ予定通り到着してきたので、これなら行けそうだと思ったのも束の間、混雑が本格化する8時を過ぎたところで、次の列車が4分も5分も到着しない状況に・・・
<ここでちょっと東西線考>
本数がキッチリ走ってもほぼ満員の東西線にとって、列車間隔が開くことは致命傷なんですよね。通常のダイヤ通り走ったとしても、葛西・西葛西のあたりで各駅停車が満員になってしまい、後続の通勤快速で何とか捌くという綱渡りな感じなんですよね。
よく、快速が混雑しているために遅延するため、混雑平準化のため通勤快速化みたいな記載を見るのですが、自分が調査した印象を言わせて貰えれば、必ずしも正しくないような気がします。
確かに7時台は快速が浦安の段階で直前の各停からの乗換を含めて満員に近くなるのに対して、各停と通勤快速は東陽町の段階でも快速の混雑に至りません。
ところが、8時台になると、快速が浦安着の段階で混んでいるため、経験則的に乗り換えても乗れないと判断する人が居るのでしょう。葛西待避の各停を乗り通す人が増えます。その結果、快速は7時台同様に満員ですが、快速を待避する各停は東陽町の段階で快速と同等程度(以上)の混雑になってしまうのです。
東陽町の段階で明らかに遅延しているのは快速待避の各停です。この遅延を「快速の葛西通過時間が遅れていることにより、必要以上の集客をしてしまうため」と捉えるか、「そもそも葛西~南砂町間の利用が多いため、快速を挟んで前列車間隔が広いために集客してしまう」と捉えるか、判断が難しいところですが、オイラの見解を述べさせて貰えれば、おそらく後者だろうと考えます。
浦安で調査して分かったことですが、葛西待避の各停は浦安を140p程度の状態で出発しており、発車はまず遅れません。快速も浦安着は詰めているため遅れず、発車時に180p~200pとなるもののドア閉めにそれほど手こずる状況であるとは言えませんでしたからね。
今度の改正のピーク帯快速の通勤快速化は、快速が満員といっても、東陽町着の各停や通勤快速の状態に比べれば、まだ若干空いている状況ということで、浦安からの各駅に対する戦力にするということでしょうね。
もうね、この施策が頷ける状態なんですよ、東陽町を見ると。
オイラももう何千両以上車両の混雑を見ていますが、厳しめの査定をする人なので、めったな事が無いと200pはつけませんが、最近注目の田園都市線と東西線はやはり他の路線と違いますね。200pといっても状態の悪い状況って言うのでしょうか、混んでますオーラが充満してます。
オイラの調査は「見た目で判断」といってもドア付近だけ見るんじゃなくて、車内全体の混み方や人の体勢や吊革の角度他、経験則的な観測ポイントから総合的に判断するのですが、東西線の殺伐具合は何とも言えないモノがあります・・・
混みすぎるとドアは開かないものなんですよね。今日久しぶりに思い出しましたよ・・・
今日はダイヤ乱れのせいで特に酷かったわけですが、全体的に混んでいて余裕がないが故に悪循環が悪循環を引き起こすスパイラルを痛感しました。
あまりに状況が酷かったので早々に調査をやめました。3列車も4列車も乗れない状況がだんだん恐くなってしまったもので。
調査失敗でモヤモヤした気持ちでしたが、仕事はしっかりやらせていただきました。まぁ当然ですがね・・・
プロですから(笑)