コースター評価:071230スペースワールド(2)
2007年12月30日にスペースワールドにて体験したコースターの評価コメントをします。
その(2)として、今回初乗車の「クリッパー」「ブギウギスペースコースター」の感想を書きます!!
<クリッパー>
ネーミングの意味が良く分からずWIKIで検索してみたところ、「ロシア連邦宇宙局と欧州宇宙機関が共同で進めるソユーズ後継機となる有人宇宙船」という表記が見られました。
トップ写真のとおり、コースターがスペースシャトルの形をしている事から、この友人宇宙船から名付けられたと見て良いでしょう。
お子さま系コースターにもコンセプトを設けるのはスペースワールドならではですね!!
写真-1:乗り場全景
なかなかカラフルな乗り場です!! 未来の宇宙飛行士を目指す子どものためのトレーニング学校というシチュエーションのようです。言われてみるとそんな感じかも。
写真-2:コース概要
全長303mを60秒で走り抜けます。サイトによると時速32キロとの事。
曲線を多用したコース設計になっている事が分かります!!
写真-3:リフトアップ状況
お子さま系コースターとしては標準的な高さまで上がります!!
写真-4:旋回状況1
リフトアップが終わると、左旋回しながら速度を上げ、キャメルバックを経て右旋回となります。
お子さま系にしては本格的な加速感があり線形が良いためか、勾配が殆ど無く速度は低いものの、なかなか楽しめます!!
写真-5:旋回状況2
心地よい旋回とキャメルバックを繰り返しながら、進んでいきます。このアングルで分かるとおり、急旋回時のバンク角度は適切な角度が付いており、爽快感はなかなかです!!
写真-6:地面スレスレのドロップ
旋回メインのコースですが、終盤にドロップが有ります。終盤という事もあり地面に近い箇所でのドロップで、周辺の景色が迫ってくる感じで楽しいです!!
旋回とキャメルバックが適切に配置され、乗り心地も非常に良く、お子さま系コースターとしては最高の部類に入るのではないでしょうか? 大人も充分楽しめそうです!!
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆爽快感:★★★☆☆(適度)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)
<ブギウギスペースコースター>
スペースワールドはコースターの多いパークですが、ザターン、タイタンV、ヴィーナスGPの3大コースターと、クリッパーの間を埋める、小規模なフツー系コースターになります。
開園当初より存在しているコースターで、当初は「スペースコースター」という名称でした。1996年にリニューアルとして、5両のうち後ろ2両を後ろ向きにし、その際ネーミングを「ブギウギスペースコースター」に変更しました。
ブギウギの意味はよく分かりませんが、ダンスとかそっち系の意味でしょう。
楽しく行こうぜ!!というニュアンスを含んでいるのか、案内係員の「レッツ、ブギウギ」というコールに対して、親指と薬指を立てた両手をクルクル振るアクションをゲストが行うイベントが出発時に行われます。
コースター自体は一般的なのですが、そういった事で妙に印象に残ります(笑)。ノリは悪くないですよね!!
写真-7:乗り場全景
カラフルな印象の乗り場です。ブギウギが後付けされたのが良く分かりますね!!
まえ向き、うしろ向きの選択は入り口の段階から分かれており、階段・通路は総て2列になっています。
写真-8:うしろ向き案内看板
写真-9:まえ向き案内看板
その手の色合いは激しいほうに暖色系を使うものですが、ブギウギ~については、まえ向きが赤、うしろ向きが青です。
前向きのほうが激しい・・・訳ないよね(笑)。
写真-10:リフトアップ状況
ホームを出発すると、180度旋回してリフトアップとなります。水平ループメインのコース設計のためか、最高位置はさほど高くないですね。
写真-11:ファーストドロップは暗闇
リフトアップが完了すると、緩やかな180度旋回で速度を少しずつ上げながら、ファーストドロップに突入します。
ご覧の通りファーストドロップはドームに囲われており、暗闇の中はドロップする形になります。宇宙空間を突き抜けるというシチュエーションを表現しているのでしょう。
スペースコースターですからね!!
曲線を描きながらのドロップは、勾配もほどよい角度で旋回線形も悪くなく、身体が若干浮く感じで合格点!!
うしろ向きの場合は身体が引っ張られる感が強いかも。コース状況が読めないので、振動等をもろに受ける感じで爽快感は多少マイナスかもしれません。
写真-12:セカンドドロップ状況
ファーストドロップを経て、ドームを抜けると、上り勾配ぎみに右180度強の旋回となり、その直後にセカンドドロップになります。
下りドロップは旋回の延長線上にあり、線形はスムーズですが、上り勾配は角度があり、身体が押し上げられるような感じかな?
うしろ向きだとちょっと堪える部分かも。
写真-13:後半の水平ループ状況1
セカンドドロップを終えると、一週半の水平ループとなります。
このループもドームに突入し、若干ドロップぎみの線形になっています。
写真-14:後半の水平ループ状況2
速度が上がって旋回が続くため、身体にずしっとGがかかる部分でしょうか。うしろ向きはそろそろ終わりで良いやと思えるところかも。
ええ。終わりです(笑)。そういう意味で丁度良い規模ですね!!
<まとめ>
オーソドックスなコースターで、水平ループ、ドロップを組み合わせた素直な線形に、ドーム突入というコンテンツをを追加して標準的な怖さを確立した魅力的なコースターと言えます。
3大コースターがあることから、地味な存在と言えますが、故に後ろ向きといった特徴を後付けするなどして、コースターのバリエーションを増しており、これはこれで良いなと感じます。
うしろ向きはやはり酔ってしまう感じですが、線形が素直故に適当な所で終わるので、敬遠するほどのものでも無く、まえ、うしろの順で乗れば楽しめると思います。
ぜひ「レッツ、ブギウギ」はしっかりやってください(笑)!!
<まえ乗り>
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★★☆☆(適度)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)
<うしろ乗り>
◆落下的スリル:★★★☆☆(適度)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)