2008年3月 4日

続:メトロ東西線2008年3月15日改正ダイヤを考える!!

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 東京時刻表3月号に東京メトロ東西線の新ダイヤが掲載されていました。

 さっそくダイヤを作成してみたところ、例によって朝ラッシュ時ダイヤ予想はまったく当たらず・・・

 <参考:当たらない(苦笑)予想>
  https://okiraku-goraku.com/2008/02/18/

 まぁハズレはハズレという事で悔しがっても仕方ないので、明らかになった朝ラッシュ時新ダイヤの変更点とその狙いについて考えてみたいと思います!!

 まず、変更点を整理しておきましょう。

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(1)西船橋7時台発の快速5本のうち4本が通勤快速に、1本が各駅停車になった。

(2)7時9分発の通勤快速が各駅停車に変更され、7時19分発の西船橋始発が東葉勝田台発に変更された。

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 つまり快速が通勤快速になっただけではなく、優等2本が各駅停車に格下げされた事になります。

 前回・前々回のダイヤ改正で混雑均等化を図るため、快速を通勤快速に変更する流れがあったので、快速の通勤快速化は理解出来ましたが、各駅停車への格下げがどうにも分かりません。

 西船橋の調査データを見ても分からず、いくら考えても狙いが分からなかったので、都心方の状況を見れば何か分かるかな?と思い、さっそく門前仲町で調査をしてみたところ、各駅停車の混雑が優等よりも厳しい時間帯が有ることが分かりました。

 具体的には西船橋7時20分発、7時31分発の2本の混雑が厳しく、また遅延が目立っていた訳ですが、これらの列車のスジが今回のダイヤ改正における優等の格下げ時間帯とおおむね一致していることから、この対応がダイヤ改正の狙いなのではないかと考える次第です。

 なるほどねぇ~・・・(正解かどうか分からないけど・・)

 新ダイヤでは、7時31分発の前列車間隔を縮めるため、7時23分発の快速を各駅停車に格下げして、この設定に合わせて7時20分発を7時16分発に早めることで、各駅停車の運転間隔を均等化させました。

 妙典始発を挟んだ設定にしているので、旧ダイヤよりは混雑集中が避けられるものと推測します。

 以上の事柄をまとめると、

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 西船橋発7:04~7:23の20分間は都心方で各駅停車のほうが優等より混んでいる状況なので、一部列車を各駅停車に格下げして、遅延傾向にある各駅停車を救済した。

 西船橋発7:29~7:49の20分間は都心方でいずれの列車も混雑しているので、利用チャンスを増やすべく快速を通勤快速に格下げした。

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 という事になりますでしょうか。

 今回のダイヤ改正で少しでも遅延が解消されることを期待します!!