コースター評価:サンダードルフィン(東京ドームシティアトラクションズ) (1)
東京ドームシティアトラクションズにあるサンダードルフィンの評価をしておきます!!
オイラにとってはロケーション的に最も乗りやすい絶叫型コースターという事で、興奮ぎみにコメントしていきたいと思います!!
写真-1:リフトアップ開始状況
狭い敷地の中で落下高さを確保するには、リフトアップの勾配を高くして落下勾配も高くすれば良いじゃん!! という単純な発想ではないのでしょうが、写真の通りリフトアップ勾配は高めです。
この段階で興奮しますよね。
写真-2:リフトアップ状況
リフトアップの構造はよく分かりませんが、昔ながらのメタルな構造で引っ張らないので「カンカン」といった音が発生しません。
非常に静かに、しかも結構な速さで最頂部を目指しているのに中々辿り着かないので緊張感が高まります。
周囲は都心部の町並みが広がり、左に東京ドームという最高のロケーションですので、興奮しまくりです。
た、高い!!
約80mの高さですから、そんじゃそこらのコースターとは迫力が違いますよね。
写真-3:ファーストドロップ状況1
サンダードルフィンの最大のウリだと思っているファーストドロップですが、どう表現したら良いかなぁ?
何とも魅力を伝えるのが難しいですが、少々個人的な見解を。
サンダードルファンのファーストドロップは、前述のとおり敷地の関係で最頂部のリフトアップから落下に至る距離がまったくありません。そのため、通常なら最後部の車両が最頂部に到着するまで幾分のブレーキタイムが生じるはずなのですが、不思議なことに殆どなくスムーズに落下していきます。
リフトアップの構造が多分に関係していると思われますが、最頂部に向けてコースター車両を引っ張っているというより後ろから押し上げているような感じで、かつそのリフトアップゾーンがファーストドロップの下り勾配部分を少し進んだところまであり、車両がある程度最頂部に達しても押すことを止めずに、むしろ後ろからトコロテンよろしく押し出しているかのようです(下の写真-4の真ん中に見えているワイヤーみたいに見えるのがリフトアップの装置です)。
写真-4:ファーストドロップ状況2
次に落下線形ですが、写真-4で分かるとおりスムーズな線形を描いており、ちょうど写真のコースターの居る位置が最大勾配区間75度に迫る部分で、そこから少しずつ勾配を下げつつドロップしていきます。
この75度って言うのが何とも刺激的で、他の絶叫系コースターと比べて高めの設定になっています。
那須ハイランドパークにあるビッグバーンコースターも75度の落下勾配がウリになっていますが、規模は違えど同じ系統であると言え、あちらは高さは無いけれど強引な落っことされ方で刺激的なのに対して、こちらは幾分マイルドですが、落下の絶対的距離感で刺激を得る形と言えましょう。
非常に不謹慎な書き方ですが、男性の大事なトコロさえ反応させる凄さ(笑)。オイラの本能的な反応が、このファーストドロップの素晴らしさを証明します!!
ドロップした状態が最高時速の127キロだと思いますが、体感的にも当たり前ですが、かなり速いですね。
ただドロップの刺激が強すぎて、ドロップし終わった状態は笑ってしまうというか、緊張が解放されたかのような面白さが芽生えてくる感じでしょうか。
みんな叫んでしまう部分だと思います!!
写真-5:ファーストドロップ後の上り勾配状況
ラクーアを含めた、サンダードルフィンの敷地は三角形状になっており、ギリギリまでコースを混んだ結果急旋回をせざるを得なく、有る程度コースターの速度を後す必要があります。多分・・・
そのため、ファーストドロップ後はまだ運動エネルギーがたくさんある状態ですので、極力高くまで上り勾配を上らせています。ラクーアの建物の上を進む関係上、そうする必要があるという事もありますけどね。
写真-6:急旋回を進む!!
車体が真横になるくらいの旋回で、遠心力で落っこちないかのような体感が得られる状況はたまらない爽快感です。
乗り心地の良さが一つのウリのサンダードルフィンですので、もちろんこの部分も乗り心地は最高です!!
その(2)に続きます。