東急目黒線2008年6月22日改正ダイヤ分析 日中時
6月22日に武蔵小杉~日吉間延伸開業に伴うダイヤ改正をした東急目黒線の日中時ダイヤについて分析したいと思います。
図-1:東急目黒線2008年6月22日改正ダイヤ 日中時下り
図-2:東急目黒線2008年6月22日改正ダイヤ 日中時上り
既存の30分サイクルに急行1本、各駅停車5本のパターンから、15分サイクルに急行1本、各駅停車2本のパターンに変更しました。
旧ダイヤの各駅停車のうち1本は東急目黒線内の折り返し運転であり、東急の都合で急行を運転する分各駅停車を用意したような暫定チックなダイヤから正式なダイヤになった印象を受けます。
◆南北線・三田線との直通状況
直通相手の南北線、三田線自体は6分間隔の運転のままという情報が早い段階で得られていたため、どのようなダイヤになるか興味津津でしたが、蓋を開けてみると、三田線、南北線のスジを白金高輪の段階で3分ずらし、3本連続で直通させることであっさり綺麗な15分サイクルを構築してしまいました!!
なるほど、そうきたかという感じ(笑)。こうすると武蔵小杉の段階で南北線、三田線の列車が交互発着になるんですよね。上手いと言えば上手いです。
<参考>直通相手のスジ変更概要
南北線下り:2分- 三田線下り:1分+
南北線上り:2分- 三田線下り:1分+
これだけみると、合わせて3分ズレという感じですが、三田線は全線の所要時間が1分プラスになっており(時刻表上では白金高輪あたりの扱いが変わったみたいですが詳細不明)、南北線の2分ずれた分と、白金高輪における接続を考慮した1分停車のバッファの取り崩しで3分という感じになっています。
南北線、三田線とも終点での折り返し間合は変わっていないので、うまく調整してきたなという印象です。
懸念される白金高輪における同駅止まりからの3分連絡ですが、先日のオフ会で実際に調査したところ、殆ど問題ないようでしたし、利用率のバランスも良かったと感じています。そんな訳で目黒線内のダイヤが分かりやすいパターンになった事は素直に評価したいと思います。
◆東急目黒線内状況
上下とも武蔵小山で緩急接続が行われるシンプルなパターンです。各駅停車の運転間隔もほぼ等間隔でバランスは良さそうです。
急行スジについては、もう少し早く走れそうな印象も受けますが、上下とも日吉の段階で各駅停車に接近してしまうため、武蔵小杉における東横線特急との接続のための停車時間に余裕を持たせている感じが時刻から推測できます。
個人的に必要な接続であると思っているので、無理して早く走らせるより現行パターンが望ましいかなと思っています。