2008年8月27日JR縦貫(東京~上野間)線工事調査(1)
2008年8月27日に縦貫の工事状況を調査しましたので、報告します!!
8月25日調査の補足確認的ですが、その(1)として上野~秋葉原間の状況です。
現在上野~秋葉原間は山手線と京浜東北線が運行されていますが、配線としては上野から秋葉原のホーム横まで留置線のための配線があります。
といっても用地がそれほど有る訳ではないので、細長く数本ずつ配置できる配線になっています。
写真-1は、その留置線のうち一番上野に近い場所の状況です。御徒町駅のやや手前部分に留置線間の渡りがあり、左側の2線が写真で分かるとおり留置線になっています。
京浜東北線の線路の隣は秋葉原側に位置する留置線につながる線路で、留置する区間ではありません。その左側は写真-1で分かるとおり2本の留置線です。
御徒町駅の一番秋葉原方の状況です。
左側の2本の留置線はここまでです。一番左側の留置線はもともとここまででしたが、写真-3で車両が留置している2本目の線路は、以前更に先まで延びていた線路を工事のために短縮したようです。
分岐の直線側も車止めが設けられ、先の軌道が撤去されていますが、この先には4線分の留置線に繋がっており、以前はそこに留置もあったので、この工事のために一時的に使用を停止したということになりますね。
分岐の分岐側の線路は京浜東北線の線路に沿って、秋葉原駅脇の2本の留置線に繋がる線路です。
京浜東北線の軌道に比べて、留置線の線路の状態は悪いですね。
まぁ、留置線を走る車両はノロノロの走るのでしょうから、今はこんなものでしょう。つまりは縦貫の本線となった場合は規格が当然上がる訳で、今ある施設は殆ど転用できなさそうで、動きがありそうです。
工事調査フリーク的には楽しめそうです!!
水色の構造物は車両の屋上機器を点検する台ですが、その周囲が4線ある留置線です(ここだけ用地あるんですね)。
昔の文献を調べると、このあたりは貨物関係の施設があってもっと広い場所だったとか。これでも縮小されているようです。
軌道については御徒町方が撤去されているので、ここら一帯は秋葉原駅脇の留置線に繋がる線路を除いて機能停止しています。
このあたりに秋葉原の2線の留置線に繋がる線路から分岐を介して並行する留置線が1本ありましたが、かなり前の段階で使用停止していました。
なぜかと調べてみたら、どうやら交差をする道路桁の架け替え工事のためのようです。写真真ん中辺りの緑色の桁がそれでして、使用停止している留置線1線分も桁はかかっていますが、将来的に縦貫線の上り線になる位置ですので、今後留置線として復旧はすることはなさそうです。
逆に言えば、この桁は縦貫線上下線を見越した構造であると言えるのかもしれません。
秋葉原の手前で分岐があり、秋葉原駅のホーム部分から2線の留置線となります。
縦貫の本線は総武緩行線をアンダークロスしたあたりから上り勾配になることから、この2本の留置線も一時的に撤去しなければならないと思います。
軌道が撤去されたら一気に工事が進んでいく感じでしょう!!