2010年7月19日成田スカイアクセス開業時施設調査(3) 成田湯川編
2010年7月19日に成田スカイアクセスに乗りました!!
その際に確認できた主要駅の開業段階の施設状況についてコメントしたいと思います。
その(3)として成田スカイアクセス開業における唯一の新駅、成田湯川駅です。
以下、コメントです!!
成田湯川駅は周辺地形や交差する成田線をオーバーラップすることから、2層高架の上にホームがあります。
そのため駅舎もおのずと規模が大きくなり、ガラスを多用した立派な外観を構成していますが、駅施設そのものは非常にコンパクトなレイアウトであると、この後の調査で感じた次第です。
駅前ロータリーは新設駅ということで利便性を最大限考慮した形になっていて、バス乗り継ぎが便利ですね。
本数の多い系統から乗り場が並んでいるあたり、考えられていると思います。
改札口付近の状況です。
駅名票の左上にスカイアクセスのオレンジ色の路線名称が記載されています。
自動改札は4列あり、比較的多い印象です。
改札脇に設置されている自動券売機は4台配置するスペースがあり、実際の機械は2台設置されています。
青色の機械は切符の購入のほか定期券が扱えるタイプで、桃色の機械は切符購入専用です。
運賃表は京成の標準タイプのものになっており、場所柄京成高砂経由と空港第2ビル経由の安いほうを掲出しています。
上野・押上~高砂間は北総線経由のほうが安く、高砂~鬼越間も高砂経由のほうが安いようですね。
時間的にも高砂経由を選ぶ範囲が安くなっている感じでしょうか。
ホーム階がコンコースより2層高い位置にあるため、コンコース階からエスカレータ・エレベータ・階段で一旦中層階に上がる形になります。
エスカレータは上下1基ずつありますが、1人用タイプになっています。
階段幅が取れないという感じではなさそうなので、利用状況を踏まえた設定なのでしょうか。
中層階における下りホーム空港第2ビル駅側を見た状況です。
右側のエレベータはコンコース階からのエレベータで、この写真では見えませんが、誘導タイルの左右方向に上下それぞれのホームに向かうエレベータがあります。
左側のエスカレータは下りホームへのもので、1人用タイプが上下1基ずつあります。
中層階における下りホーム印旛日本医大駅側を見た状況です。
前述のエスカレータと反対方向に向かって上り階段が配置されています。
前述の写真では見えなかったエレベータはこんな感じでエスカレータと階段の中間に配置されています。
外面にガラスを多用で明るくしていることもあってか、エレベータも壁に隣接させず、ガラスを多用しています。
自然光のみで明るい感じで、なんかエコな印象ですね♪
ホーム全景です。
いわゆる新幹線タイプの2面4線駅で、上下ホーム間に線路が4本あります。
標準軌ですし、高い位置のホームという事もあり、新幹線かのような印象を受けますね。
日中時40分間隔の運転だから・・・という事ではなくて、最近の新設駅ではしっかり設置されている待合室です。
スペースも広く、外の景色も良さそうな素敵な場所になっています。
スカイライナーの通過を眺めつつ、のんびりアクセス特急を待つのも良いかも!!
ホーム上の列車案内版は、新しいデザインになっていますが、主要駅のようなフルカラーLEDは使わず3色表示タイプになっています。
2列車表示する形になっており、真ん中列は案内列になっています。
成田湯川の印旛日本医大方は下り線から上り線への渡りが、先のトンネル部分にありますね。
下り副本線の印旛日本医大方にも出発信号機があるので、下り副本線から上り方面に折り返すことが施設上できるようです。
成田湯川の空港第2ビル駅方は普通の配線ですが、この先で単線になるという、西鉄柳川チックな状況であります。
とは言え高速走行できる番数の大きい分岐ですし、位置もやや駅から離れているため、この位置ですと、いたって普通な感じですね。
以上です!!