2011年3月20日JR品川駅改良工事調査(1)
今日は所用で横浜方面に出かけてきました。
そのついでに品川駅、武蔵小杉駅、横浜駅、相鉄線の工事状況を見てきたので、順次報告します!!
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まずは、JR品川駅改良工事の状況です。
工事概要がよく分からなかった本工事ですが、JR東日本他関係サイトを見ると、どうやら縦貫線整備絡みの折り返し設備を構築しているということのようですね。
厳密に言えば、品川駅に付随する車両基地の集約、移転、線路配置の変更という、品川駅付近整備事業が行われることと、品川駅に折り返し設備を整備するという記載は同一ソースには示されていませんが、普通に考えればそういう事なのかなぁと判断できると思います。
新宿方面からの山手貨物線の折り返し設備を作るという意味だったりしたら、それはそれで面白そうですが・・・ まぁ、違うでしょうな(笑)。
電気系会社の事業計画図を見る限り、東海道線の臨時ホームを含めた4面8線を3面6線に整理し、余剰の1面2線分のスペースは京浜東北線と山手線の移設スペースとして活用するようです。
すなわち、使用頻度の低い臨時ホームを改修しつつ、順繰り順繰り使用ホームを移設しながら最終形態に持っていくものと思います。
けっこう興味深い内容と言えそうです!!
まずは、その(1)として東海道線ホームの起点方部分について現状を確認してみましょう。
東海道線下りホームの端から起点方を望んだ状況です。
島式ホームの分岐の一つ手前の分岐の先の配線改良が行われているようで、線路防護柵の奥に真新しい軌道が敷設されていました。
現在の下りホームの起点方から2~3両目付近の臨時ホーム側にシーサス分岐が敷設されていました。
シーサス手前側の奥が写真-1の分岐の先になります。
現行の下り線から一旦離れてから近づく線形になっているのは、最終形(暫定ではなく)を見越しているのでしょうか?
写真-2のシーサスを終点側に追っていくと、手前の線路は少しずつ現行の下り本線に近づく形になっており、奥の線路は改良中の臨時ホーム(便宜上臨時ホームと呼びます)に向かっていました。
東海道線の下りホームを終点方に向かって進むと、前述の線路が現行下り線ギリギリの部分まで敷設されており、そこで敷設がストップしている状況でした。
視点を上に向けると、下りホームと臨時ホーム間の上家鉄骨が繋がる形で整備されており、下りホーム側については現行軌道上部も屋根になるような形になっていることが分かります。
この事から、下り本線は前述のシーサスを通るルートに切替がされることが想定できます。
副本線側へは線形上繋ぐことが困難のように思えるので、本線の移動、副本線の線形改良といった内容なのかなぁと考える次第です。
橋上コンコースから下りホームと臨時ホームの間を見た状況です。
臨時ホーム側のホームは改修=新設の形なので最終線形であることが推定され、その線形に沿った形に切り替えようとしている下り線もまた最終線形なのかなと思います。
下りホームは移設なのか、多少幅を広げるのかは副本線の整備がどうなるか?といったところかと思いますが、階段等の改修が必要であることを考えると、ホームの拡幅程度かなぁという気もしますが、大々的な改修のようなので、思いっきりいじってくるのかもしれません。
その(2)に続きます!!